日本の文学賞

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小林 美代子

こばやし みよこ

Kobayashi Miyoko

プロフィール

性別
女性
生誕
1917-03-19 (岩手県釜石市)
死没
1973-08-18 (東京都三鷹市) 56歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
岩手県釜石市 → 福島県伊達市(旧・保原町) → 東京都三鷹市井の頭

経歴

職業
小説家, 速記者, 子守
活動期間
1966年〜1973年
影響を受けた人物
中上健次, 勝目梓

受賞歴

群像新人文学賞
1971
対象作品: 髪の花
主催: 群像(雑誌)
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

髪の花

1971年 小説

精神科病院での入院体験を基にした自伝的な小説。精神疾患と日常生活の交錯を冷静に描写する。

精神疾患入院生活孤独社会との隔絶

繭となった女

1972年 小説

自伝的要素を含む長編。精神の変調と女性の生き方、孤立を主題としている。

自己と他者精神の変容女性の生き方

蝕まれた虹

2014年 短編集・遺稿

表題作は1973年の遺稿を含む遺作集。死後に整理・刊行された作品群で、晩年の断片的な創作を集める。

遺稿精神の闇喪失

全著作

  • 髪の花(講談社、1971年)
  • 繭となった女(講談社、1972年)
  • 蝕まれた虹(烏有書林、2014年・遺稿集)

作風・主題

文体
自伝的リアリズムルポタージュ的描写抑制的で冷徹な観察
頻出モチーフ
狂気入院生活孤独日常の崩壊

健康

  • メニエール病
    1955–1973
    めまいなどの発作があり、以後入退院を繰り返した。
  • 精神疾患(ノイローゼ、幻聴等)
    1962–1973
    精神病院への入院経験が創作の主題となる一方、症状の再発が最終的に自殺に繋がった。

評価・遺産

精神科入院体験を素材とした自伝的作品で批評家から高い評価を受けたが、短い生涯と悲劇的な最期により広範な評価の機会は限られた。大江健三郎らの言及によって文学的価値は一定の認知を得ている。

引用

  • 良質のルポタージュ
    出典: 大江健三郎(『髪の花』批評集) (1971年)
  • 患者の自由を如何にして成立させるかという問いを優れたものと認める
    出典: 野間宏 (1971年)

豆知識

  • 第14回群像新人文学賞を『髪の花』で受賞した(1971年)。
  • 1955年にメニエール病で倒れて以後入退院を繰り返した。
  • 1973年に睡眠薬による自殺とされ、遺体は発見が約半月遅れた。
  • 遺稿を中心とした作品集『蝕まれた虹』が2014年に刊行された。