日本の文学賞

← ホームに戻る

小谷 真理

こたに まり

Kotani Mari

プロフィール

性別
女性
生誕
1958-07-11 (富山県)
国籍
日本
言語
日本語, 英語

経歴

職業
文芸評論家, 翻訳家, 薬剤師
活動期間
1978年〜2025年
所属
日本SF作家クラブ, 日本ペンクラブ
所属団体
日本SF作家クラブ, 日本ペンクラブ
影響を受けた人物
ダナ・ハラウェイ, 山田和子, ジョアナ・ラス

学歴

北里大学
薬学部 / 薬学科
学位: 学士
国: 日本
卒業年は資料に明記されていないため不明

受賞歴

BABEL国際翻訳大賞(日本翻訳大賞)
1991
対象作品: サイボーグ・フェミニズム(共訳)
部門: 思想部門
主催: BABEL国際翻訳大賞選考委員会
結果: winner
日本SF大賞
1994
対象作品: 女性状無意識
主催: 日本SF作家クラブ
結果: winner
センス・オブ・ジェンダー賞(特別賞)
2004
対象作品: エイリアン・ベッドフェロウズ
部門: 特別賞
主催: センス・オブ・ジェンダー賞 選考委員会
結果: declined
柴野拓美記念・日本SFファンダム賞(柴野章)
2021
主催: 日本SFファンダム関係団体
結果: winner

受賞・候補エディション

日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 女性状無意識

    『女性状無意識』は小谷真理によるSFの作品で、日本SF大賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。

    日本SF大賞で評価された、小谷真理の表現を伝える一作です。

    294ページ
    SF受賞作日本文学
  1. SFとフェミニズム批評を交差させ、異星人、身体、性差、ポップカルチャーを論じる評論集。ジャンル作品を読み解くことで、ジェンダーの固定観念を揺さぶる。

    SFの異物感が、性差をめぐる常識を問い直す。

    366ページ
    SF評論フェミニズムジェンダー身体ポップカルチャー

作品

代表作

女性状無意識―女性SF論序説

1994年 文芸評論

日本のSF・ファンタジー批評にフェミニズム的視点を本格的に導入した評論集。女性の視点からSFを読み解き、ジェンダーの問題を論じる。

フェミニズムジェンダーSF批評

聖母エヴァンゲリオン

1997年 評論

『新世紀エヴァンゲリオン』を女性的・文化的観点から読み解く評論。

アニメ批評ジェンダー

ファンタジーの冒険

1998年 評論

ファンタジー作品の読み解きと入門的論考を収めた解説書。

ファンタジー解説

エイリアン・ベッドフェロウズ

2004年 評論

異種間の関係やフェミニズム的視座をSF/ファンタジーの作品群から考察するエッセイ集。

フェミニズム異種間関係

テクノゴシック

2005年 評論

テクノロジーとゴシック的想像力の交差点を論じる評論。

テクノロジーゴシックSF

リス子のSF、ときどき介護日記

2010年 エッセイ

SF批評と日常の介護体験を交えた私的エッセイ。

介護個人史SF

性差事変―平成のポップ・カルチャーとフェミニズム

2021年 評論

平成期のポップカルチャーを通してジェンダー問題を論じた近年の評論集。

ポップカルチャージェンダーフェミニズム

全著作

  • 女性状無意識―女性SF論序説 (1994)
  • 聖母エヴァンゲリオン (1997)
  • ファンタジーの冒険 (1998)
  • おこげノススメ―カルト的男性論 (1999)
  • ハリー・ポッターをばっちり読み解く7つの鍵 (2002)
  • エイリアン・ベッドフェロウズ (2004)
  • テクノゴシック (2005)
  • 星のカギ、魔法の小箱―小谷真理のファンタジー&SF案内 (2005)
  • リス子のSF、ときどき介護日記 (2010)
  • 性差事変―平成のポップ・カルチャーとフェミニズム (2021)

作家による翻訳

  • サイボーグ・フェミニズム(共訳)
  • テクスチュアル・ハラスメント(編訳)

作風・主題

文体
フェミニズムに基づく論理的で学際的な批評文化分析的アプローチ
頻出モチーフ
ジェンダーフェミニズムテクノロジーとゴシックの接点SFとファンダム文化

評価・遺産

日本のSF・ファンタジー批評にフェミニズムの視点を本格導入した評論家として評価されている。翻訳・批評・ファンダム活動を通じてジェンダー論議を活性化させた。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ
  • 日本ペンクラブ

豆知識

  • 1978年の日本SF大会で披露したコスプレが日本のコスプレ史の草分けとされることがある。
  • 元薬剤師で、湘南赤十字血液センターに勤務していた経歴がある。
  • 『オルタカルチャー』に関する山形浩生との論争で、東京地裁が謝罪と賠償を命じる判決が出た(2001年)。
  • センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を辞退している。