日本の文学賞

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渡邊守章

わたなべ もりあき

Moriaki Watanabe

別名: 渡辺守章

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-03-20 (東京都)
死没
2021-04-11 (東京都) 88歳
国籍
日本
言語
日本語, フランス語
居住地歴
東京都 → 京都市(客員在職等)

経歴

職業
演出家, フランス文学研究者, 大学教授, 翻訳家, 著者
活動期間
1958年〜2021年
所属
東京大学, 放送大学, 京都造形芸術大学(特任教授・舞台芸術研究センター長等), 演劇集団 円, 空中庭園(演劇製作)
影響を受けた人物
ポール・クローデル, ジャン・ラシーヌ, ミシェル・フーコー
影響を与えた人物
野村萬斎, 渡辺謙

学歴

東京大学
教養学部 / フランス分科(大学院では仏文科)
学位: 博士(文学)
国: 日本
東京大学教養学部フランス分科卒。大学院仏文科修了、博士(文学)。

受賞歴

日本翻訳文化賞
2006
対象作品: 繻子の靴(翻訳)
結果: 受賞
毎日出版文化賞
2006
対象作品: 繻子の靴(翻訳)
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
読売文学賞
2007
対象作品: ラシーヌ論(翻訳)
部門: 翻訳研究部門
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ)
2019
主催: フランス政府
結果: 受章
文化庁長官表彰
2019
主催: 文化庁
結果: 表彰

受賞・候補エディション

読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: ラシーヌ論

    『ラシーヌ論』は、渡辺守章による作品で、2006年の読売文学賞で受賞に選ばれた。

    読売文学賞で評価された渡辺守章の作品。

    読売文学賞受賞

作品

代表作

ポール・クローデル 劇的想像力の世界

1975年 研究書

ポール・クローデルの演劇思想と作品を博士論文に基づき論じた研究書。

フランス演劇演劇理論比較演劇

虚構の身体 演劇における神話と反神話

1978年 研究書

舞台における身体表現と神話的構造を考察した演劇論。

身体性神話舞台表象

舞台芸術論(放送大学教材)

1996年 教科書・解説

放送大学の教材として作成された舞台芸術の総論。入門的解説として広く用いられる。

舞台理論教育演出論

繻子の靴(ポール・クローデル 翻訳・上・下)

2005年 翻訳(戯曲)

ポール・クローデルの大作戯曲『繻子の靴』を訳出した二巻本。長大な上演作品としても知られる原作の日本語訳。

フランス演劇大規模上演精神性と宗教性
映像化・舞台化
  • [舞台] 繻子の靴 - 四日間のスペイン芝居 -(演出) / 渡邊守章 (2016)

ラシーヌ論(ロラン・バルト訳)

2006年 翻訳(評論)

ロラン・バルトによる『ラシーヌ論』の翻訳。フランス古典演劇への批評的視座を紹介。

ラシーヌ研究演劇批評翻訳研究

全著作

  • ポール・クローデル 劇的想像力の世界(1975)
  • 虚構の身体 演劇における神話と反神話(1978)
  • 芝居鉛筆書き(1983)
  • 劇場の思考(1984)
  • 繻子の靴(翻訳・上・下、2005)
  • ラシーヌ論(翻訳、2006)
  • 舞台芸術論(放送大学教材、1996)

翻案

  • 繻子の靴(上演・演出:渡邊守章、2016年 京都芸術劇場)
  • 悲劇フェードル(演出:渡邊守章、複数年上演)
  • ハムレット(演出:渡邊守章、1990年 東京グローブ座上演)

作家による翻訳

  • アンドロマック(ラシーヌ訳、1965)
  • カリギュラ(カミュ訳、1969)
  • 繻子の靴(ポール・クローデル訳、2005)
  • ラシーヌ論(ロラン・バルト訳、2006)

作風・主題

文体
学術的で明晰な論述と舞台的直観を兼ね備えた文体能の様式と西洋演劇の融合を試みる演出美学
頻出モチーフ
能楽との対話/融合フランス古典演劇の再解釈空間と身体の関係

健康

  • 胸部大動脈瘤
    晩年(2021年に破裂)
    2021年4月に破裂し、東京都内の病院で死去(88歳)

評価・遺産

フランス演劇研究と日本の舞台芸術を橋渡しした研究者・演出家。能と西洋演劇を接続する独自の演出観で舞台界に影響を与え、多くの俳優を育成した教育者でもある。

大衆文化への影響

  • 渡辺謙が渡邊守章の演出で初舞台を踏んだことは、彼の演出が映画・演劇界に与えた影響の一例とされる。
  • 野村萬斎らを早期に起用し、新しい演劇表現を広めたことが評価されている。

豆知識

  • 渡邊守章は東京大学名誉教授、放送大学名誉教授である。
  • 2006年にクローデル訳『繻子の靴』で日本翻訳文化賞・毎日出版文化賞を受賞した。
  • 2019年にフランス政府よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章した。