日本の文学賞

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大熊 孝

おおくま たかし

Okuma Takashi

プロフィール

性別
男性
生誕
1942-08-01 (台北市(当時は台湾))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
台北市(出生) → 高松市(引揚後に居住) → 千葉市(長期間在住、出身地として扱われる) → 新潟市(主な活動拠点・在住)

経歴

職業
河川工学者, 土木工学者, 大学教員(教授), 研究者
活動期間
1967年〜
所属
新潟大学(名誉教授), NPO法人 新潟水辺の会(顧問), 日本自然保護協会(参与), 八ッ場あしたの会(代表世話人)
所属団体
土木学会(会員、土木史研究委員会委員長を歴任), 日本自然保護協会(参与)
影響を受けた人物
高橋 裕, 安藝 皎一
影響を与えた人物
地域の住民運動・環境運動の関係者, 若手の河川工学研究者・学生

学歴

東京大学 工学部
工学部 / 土木工学科
学位: 学士(工学)
期間: 1963-1967
卒業年: 1967
国: 日本
卒業論文は「軸力を受ける鋼材の捩じり」。大学では応用力学を専攻。
東京大学大学院 工学系研究科
工学系研究科 / 土木工学専攻(河川工学)
学位: 修士(工学)
期間: 1967-1969
卒業年: 1969
国: 日本
修士課程から高橋裕に師事し河川工学を専攻。
東京大学大学院 工学系研究科
工学系研究科 / 土木工学専攻(博士課程)
学位: 博士(工学)
期間: 1969-1974
卒業年: 1974
国: 日本
博士論文「利根川における治水の変遷と水害に関する実証的調査研究」。

受賞歴

新潟日報文化賞
2008
主催: 新潟日報社
結果: 受賞
土木学会出版文化賞(平成30年度)
2018
対象作品: 河川工学者三代は川をどう見てきたのか 安藝皎一、高橋裕、大熊孝と近代河川行政一五〇年(共著・編)
主催: 土木学会
結果: 受賞
毎日出版文化賞
2020
対象作品: 洪水と水害をとらえなおす―自然観の転換と川との共生―
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 河川工学の視点から、洪水と水害を単なる制圧対象ではなく自然観と地域社会の問題として捉え直す。伝統的な川との付き合い方を振り返り、越流しても破堤しにくい堤防など、共生を前提にした治水を考える。

    水害を自然観の転換から考え、川との共生を探る。

    284ページ
    治水水害自然観地域社会

作品

代表作

利根川治水の変遷と水害

1981年 学術書(河川工学・河川史)

利根川を事例に、治水の歴史的変遷と水害の実態を実証的に分析した研究書。技術的側面だけでなく社会的・地域的な視点を重視する記述が特徴である。

治水水害史利根川河川行政

洪水と治水の河川史―水害の制圧から受容へ―

1988年 学術書・河川史

洪水と治水の歴史をたどり、従来の「水害を制圧する」観点から、河川との共生や自然観の転換を議論する。

洪水史治水思想共生自然観の転換

川がつくった川、人がつくった川

1995年 一般向けノンフィクション/専門読み物

自然の働きと人間の営みによって形成された河川の姿を、歴史と現場の記述を通じて示す一般向けの著作。

自然と人間地域史河川文化

技術にも自治がある-治水技術の伝統と近代-

2004年 技術史・社会史

治水技術における伝統と近代化の関係を論じ、技術にも地域や社会に由来する自治性が存在することを論証する。

技術史自治治水技術

洪水と水害をとらえなおす―自然観の転換と川との共生―

2020年 一般向け/学術

近年の洪水観や治水政策を批判的に検討し、ダム一辺倒ではない共生的な治水のあり方を提唱する。地域住民の視点や自然観の転換を重視した論考。

洪水観共生的治水地域参加

全著作

  • 利根川治水の変遷と水害(東京大学出版会, 1981)
  • 洪水と治水の河川史―水害の制圧から受容へ―(平凡社, 1988/平凡社ライブラリー 2007)
  • 川がつくった川、人がつくった川(ポプラ社, 1995)
  • 技術にも自治がある-治水技術の伝統と近代-(農文協, 2004)
  • 洪水と水害をとらえなおす―自然観の転換と川との共生―(農文協, 2020)
  • 日本土木史(共著、抜報堂出版, 1994)
  • 川を制した近代技術(責任編集、近代日本の技術と社会叢書, 1994)
  • 日本のダムを考える(共著、岩波ブックレット, 1995)
  • 川からの贈り物(共著、東京書籍, 1997)
  • 川辺の民主主義(共著、アットワークス, 2008)
  • 社会的共通資本としての川(共編、東京大学出版会, 2010)

翻案

  • 映画『阿賀に生きる』関連(製作委員会代表)

作風・主題

文体
実証的・記述的で数式に依存しない説明地域住民の視点を重視する平易な語り口技術史と社会史を織り交ぜた分析
頻出モチーフ
川と人の関係治水と共生地域自治と住民参加技術の伝統と近代化

評価・遺産

河川工学の学術的研究と地域住民による運動との接点を作り、治水の歴史と政策に対して住民目線や共生の観点を導入した点で評価される。大学教員としての教育・研究活動に加え、NPOや地域施設を通じた啓発活動、出版活動によって公共的議論に影響を与えた。

記念館・博物館

  • 水の駅・ビュー福島潟(名誉館長) 新潟市(新潟県)
  • 新潟市潟環境研究所(所長歴任) 新潟市(新潟県)

関連学会

  • 土木学会
  • 日本自然保護協会(参加・協力)

資料所蔵先

  • 新潟大学 工学部・附属図書館 所蔵資料
  • 新潟市潟環境研究所 資料庫

大衆文化への影響

  • 映画『阿賀に生きる』制作委員会代表として関与

豆知識

  • 高校時代に3年間サッカーに没頭し、県大会で優勝経験がある。
  • 大学院在学中に結婚。妻は高校時代の後輩。
  • 国家公務員試験(上級甲種)に合格していたが、博士課程に進学。
  • 住民側の鑑定人として加治川水害や太田川水害関連の訴訟に協力した経験がある。
  • 映画『阿賀に生きる』(1992年)では製作委員会代表として関与した。
  • 八ッ場ダムに反対する運動に関わり、地域の住民運動と連携して活動している。