毎日出版文化賞 まいにちしゅっぱんぶんかしょう
第74回(2020年)
受賞者
6名詩人・国文学者の藤井貞和が、神話、祝詞、万葉集、源氏物語、アイヌ・琉球の歌、漢詩、俳句、現代短歌までを視野に入れ、日本の〈うた〉の成り立ちを問い直す大著。文学史と詩論を横断し、歌うことの根源へ迫る。
古典から現代短歌までを歩き、〈うた〉の源流を問い直す。
戦後日本が近代化の遅れをどう意識し、追いついた後にどのような自己像を失ったのかを、教育政策と言説の変化から読み解く社会史・教育社会学の著作。参照すべき近代モデルを失った社会の現在を考える。
追いつく目標を失った戦後日本の自己像を、教育から読み解く。
河川工学の視点から、洪水と水害を単なる制圧対象ではなく自然観と地域社会の問題として捉え直す。伝統的な川との付き合い方を振り返り、越流しても破堤しにくい堤防など、共生を前提にした治水を考える。
水害を自然観の転換から考え、川との共生を探る。
池澤夏樹が個人編集した全30巻の日本文学全集。古典から近現代までを新訳・新編集で読み直し、日本文学を固定した canon ではなく、今の読者へ開かれた大きな流れとして提示する企画。
池澤夏樹が全30巻で編み直した、現代の読者のための日本文学全集。
中世の教会音楽から20世紀のモダニズムまでを、作曲家や作品だけでなく、その時代の音楽観や演奏法の変化とともにたどる通史。岩波ジュニア新書らしく、入門書としての読みやすさを保ちながら、クラシック音楽の流れを俯瞰できるようにまとめられている。
神への祈りの歌から前衛まで、西洋音楽の流れを一冊で見渡す。
縄文の鈴や石笛から、仏教音楽、雅楽、能楽、歌舞伎、文楽、西洋音楽の導入、現代邦楽までをたどる日本音楽史の入門書。
素朴な鈴や石の笛に始まり、現代邦楽までを見渡す一冊。