日本の文学賞

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奥野 修司

オクノ シュウジ

Okuno Shuji

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-07-05 (大阪府)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪府 → 南米(調査滞在)

経歴

職業
ジャーナリスト, ノンフィクション作家
活動期間
1978年〜
所属団体
大宅壮一ノンフィクション賞選考委員(雑誌部門・2014年度より)
影響を受けた人物
藤崎康夫(師事)

学歴

立命館大学
経済学部
国: 日本

受賞歴

編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞
1998
対象作品: 「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋・1997年12月号掲載)
結果: Winner
講談社ノンフィクション賞
2006
対象作品: ナツコ ―沖縄密貿易の女王―
主催: 講談社
結果: Winner
大宅壮一ノンフィクション賞
2006
対象作品: ナツコ ―沖縄密貿易の女王―
主催: 大宅壮一賞選考委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ナツコ:沖縄密貿易の女王

    戦後直後の沖縄で、密貿易の現場を駆け抜けた女性「ナツコ」を追った評伝ノンフィクション。混乱した占領期の沖縄を背景に、物資、金、権力、人間関係が交差する時代を一人の女性の足跡から描く。

    占領期沖縄の密貿易時代を、女親分ナツコの生涯から掘り起こす。

    405ページ
    沖縄戦後史密貿易評伝占領期女性史
  1. 受賞作: ナツコ 沖縄密貿易の女王

    戦後沖縄の密貿易時代に「女王」と呼ばれた金城夏子を描く評伝ノンフィクション。米軍統治下の混乱と活力のなかで、沖縄の戦後史を一人の女性の生涯から浮かび上がらせる。

    戦後沖縄の荒波を、才覚と度胸で渡った女性の生涯を追う。

    405ページ
    沖縄戦後史密貿易評伝ノンフィクション

作品

代表作

ねじれた絆 ―赤ちゃん取り違え事件の十七年―

1995年 ノンフィクション

赤ちゃん取り違え事件を長期取材したルポルタージュ。家族の葛藤や司法・社会の反応を追う。

家族司法社会問題長期取材
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件 42年の真実 (2013)

心にナイフをしのばせて

2006年 ノンフィクション

高校生首切り殺人事件を扱ったルポ。被害者・加害者・関係者の視点を掘り下げる。

犯罪少年事件社会心理
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 少年A ~もう一つの酒鬼薔薇事件~ (2007)
  • [ラジオドラマ] 心にナイフをしのばせて(NHK-FM FMシアター)

ナツコ ―沖縄密貿易の女王―

2005年 ノンフィクション

沖縄における密貿易とそれにかかわる人物を長期取材したルポ。社会の矛盾と個人史を描く。

密貿易沖縄社会構造長期取材

天皇の憂鬱

2019年 ノンフィクション/評論

皇室をめぐる現代の諸問題を取材と分析で描いた評論的ノンフィクション。

皇室現代社会政治

認知症は病気ではない

2024年 ノンフィクション

認知症に対する見方や介護の在り方を問い直す提言的なルポ・評論。

認知症介護社会福祉

全著作

  • 小沢一郎 覇者の履歴書(1994)
  • ねじれた絆 ―赤ちゃん取り違え事件の十七年―(1995)
  • 隠蔽 ―父と母の〈いじめ〉情報公開戦記―(1997)
  • 皇太子誕生(2001)
  • ナツコ ―沖縄密貿易の女王―(2005)
  • 心にナイフをしのばせて(2006)
  • 満足死 ―寝たきりゼロの思想―(2007)
  • 花粉症は環境問題である(2008)
  • それでも、世界一うまい米を作る(2009)
  • 沖縄幻想(2009)
  • 不登校児 再生の島(2012)
  • 看取り先生の遺言(2013)
  • 放射能に抗う ―福島の農業再生に懸ける男たち―(2013)
  • 魂でもいいから、そばにいて(2017)
  • ゆかいな認知症 介護を「快護」に変える人(2018)
  • 天皇の憂鬱(2019)
  • マコクライシス(2022)
  • 極秘資料は語る 皇室財産(2022)
  • 認知症は病気ではない(2024)

翻案

  • 少年A ~もう一つの酒鬼薔薇事件~(テレビ朝日、2007年)
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件 42年の真実(フジテレビ、2013年)
  • 心にナイフをしのばせて(NHK-FM FMシアター、ラジオドラマ)

作風・主題

文体
徹底した取材ベースのルポルタージュ事実を重視したノンフィクション的記述読みやすい語り口
頻出モチーフ
長期取材社会の周縁にある人々の描写制度や組織の問題点の検証

評価・遺産

長期取材に基づくルポルタージュで社会問題を掘り下げる作家・ジャーナリストとして評価される。複数のノンフィクション賞受賞や作品の映像化を通じて広い影響を持つ。

大衆文化への影響

  • 『心にナイフをしのばせて』や『ねじれた絆』の映像化・ドラマ化を通じて広く言及される。
  • 『ねじれた絆』が是枝裕和監督作『そして父になる』の参考書籍になったとされる。

豆知識

  • 1978年より藤崎康夫に師事し、南米で日系移民調査を行った経験がある。
  • 『心にナイフをしのばせて』はベストセラーとなり、テレビ・ラジオなどで取り上げられた。