日本の文学賞

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黛 執

まゆずみ しゅう

Mayuzumi Shu

プロフィール

性別
男性
生誕
1930-03-27 (神奈川県足柄下郡湯河原町)
死没
2020-10-21 (神奈川県湯河原町) 90歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県湯河原町 → 神奈川県横浜市 → 東京都(在勤・在住)

経歴

職業
俳人
活動期間
1963年〜2020年
所属
俳人協会(顧問、後に名誉会員), 日本文藝家協会(会員), 湯河原俳句協会(会長)
所属団体
俳人協会, 日本文藝家協会
影響を受けた人物
五所平之助, 安住敦, 松尾邦之助, 北浦馨
影響を与えた人物
黛まどか(長女、俳人), 湯河原・地域の俳人たち
ノミネート
蛇笏賞(『煤柱』 最終候補)

学歴

明治大学専門部政治経済科
専門部政治経済科
期間: 1946–1949
卒業年: 1949
国: 日本
在学中はほとんど大学へ行かず、文芸書を乱読していたとされる

受賞歴

春燈賞(第3回)
1975
主催: 春燈
結果: winner
俳人協会賞(第43回)
2004
対象作品: 野面積
主催: 日本俳人協会
結果: winner
蛇笏賞(最終候補)
2014
対象作品: 煤柱
主催: 蛇笏賞選考委員会
結果: finalist

受賞・候補エディション

俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 野面積

    「野面積」は黛執による俳句・短歌・詩歌。凝縮された言葉の運びや主題への向き合い方を通じて、作者の表現の特色を伝える受賞作である。

    「野面積」は黛執による俳句・短歌・詩歌。

    俳句批評詩歌

作品

代表作

春野(黛執集)

1981年 句集(俳句)

初句集。自然や郷里の情景、老いを淡い筆致で詠んだ作品を収める。

自然郷里季節

村道

1986年 句集(俳句)

第二句集。地方の風景や戦争の余波を踏まえた句が含まれる。

地方記憶戦争の影

朴ひらくころ

1995年 句集(俳句)

成熟した句風を示す句集。老いと日常の慈しみを詠む句が多い。

老い日常家族

野面積

2003年 句集(俳句)

風土や土木・石垣といった土地の営みを視る句も含む作品集。

風土土地の営み自然

畦の木

2009年 句集(俳句)

耕作地や田舎の風景を背景にした句を多く収める。

農村四季暮らし

煤柱

2013年 句集(俳句)

晩年の句を多く含む句集。家庭や街の灯など心象的な句が目立つ。

晩年家庭街の風景

春の村

2016年 句集(俳句)

軽みと新しみを追求する姿勢のうちに詠んだ句を収める句集。

軽み

春がきて

2020年 句集(俳句)

最晩年の句集。病床で詠んだ句も含まれ、穏やかな感慨を示す。

晩年死と生活

全著作

  • 春野 黛執集(東京美術) 1981
  • 村道(東京美術) 1986
  • 朴ひらくころ(角川書店) 1995
  • 黛執(花神社) 1998
  • 野面積(本阿弥書店) 2003
  • 畦の木(角川マガジンズ) 2009
  • 煤柱(角川学芸出版) 2013
  • 春の村(KADOKAWA) 2016
  • 春がきて(KADOKAWA) 2020
  • 黛執全句集(角川文化振興財団) 2020

作風・主題

文体
簡潔で軽みのある詠み口日常と自然を結ぶ穏やかな観察晩年は柔らかな哀感と温かさを帯びる
頻出モチーフ
山・里山季節の移ろい家族と暮らし街の灯老い

健康

  • 結核
    1940年代(若年期)
    若年期に発症し一時的に就労を中断。療養後に回復。
  • 腰部脊柱管狭窄症
    2011年頃〜
    2011年頃発症。晩年の活動に影響を与え、入院・手術・通院を繰り返した。
  • 胸部大動脈瘤
    2012年、2016年〜2017年(手術・再手術)
    大きな瘤が見つかりステントグラフト手術を受ける。術後の検診でリークが見つかり再手術。
  • 悪性腫瘍(末期)
    2020年(末期が発見される)
    2020年に末期癌が見つかり療養の末に死去。

評価・遺産

郷里の自然と日常を穏やかに詠む俳人として評価され、地方俳壇の振興や後進の育成に尽力した。生前から結社誌『春野』を主宰し、多くの句集を残した。

関連学会

  • 俳人協会
  • 日本文藝家協会
  • 湯河原俳句協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作・典拠データ)

大衆文化への影響

  • 2015年、長女・黛まどかとの共演でネスカフェ・プレジデントの広告に登場
  • 湯河原・幕山梅林に句碑が建立(2020年)
  • 学校教科書(小学校6年)に句が採用され使用された(2015年版)

引用

  • 街の灯の身に入みながらともりけり
    出典: 『春がきて』 (2020年)

豆知識

  • 1998年に長女・黛まどかとともにコーヒー広告(ネスカフェ・プレジデント)に登場した。
  • 墓碑には「黛家お墓」と刻んでいる。
  • 若年期に結核を患ったことがある。