日本の文学賞

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桜井 鈴茂

さくらい すずも

Sakurai Suzumo

プロフィール

性別
男性
生誕
1968-04-23 (北海道当別町)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 作家
活動期間
2002年〜
影響を受けた人物
オルタナティヴ・ロック, 英米のポップ・ミュージック, 町田康

学歴

明治学院大学
社会学部 / 社会学科
学位: 学士
国: 日本
在学・卒業年は明示されていない。
同志社大学大学院
商学研究科
期間: 1999-2002(中退)
国: 日本
1999年入学、修士論文を残して執筆に専念したため中退。

受賞歴

朝日新人文学賞
2002
対象作品: アレルヤ
主催: 朝日新聞社
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: アレルヤ

    失業中の元バンドマンと同居人の前に、コールガールと黒猫が転がり込んでくる青春小説。敗者の明るさをまとったフリーターたちの生活を、ポップでロックな感覚で描く。

    失業中の若者たちの部屋に、女の子と黒猫が運び込む騒がしくも切ない時間。

    184ページ
    青春フリーター音楽都市生活

作品

代表作

アレルヤ

2002年 長編小説

若者たちの挫折と再生を描いたデビュー作。音楽的モチーフや都会の孤独が随所に配される。

若者の挫折労働と不安定さ音楽都市生活

終わりまであとどれくらいだろう

2005年 長編小説

個人の内面と関係性の揺らぎを描く作品群の一つ。

孤独人間関係再生

女たち

2009年 短篇集

FOILウェブで連載された短篇を中心に構成された連作短篇集。女性を主題にした多様な物語を収める。

女性像日常の裂け目人間模様
翻訳
  • 「サンドラ」英訳収録

冬の旅

2011年 短篇/中編

書き下ろしを含む作品集。寒さや旅路をモチーフにした物語をまとめる。

喪失季節感

どうしてこんなところに

2014年 長編小説/連載小説

ウェブ連載を経て刊行された作品。日常の違和感と人間関係を描く。

現代生活疎外家族

へんてこなこの場所から

2015年 短篇集

雑誌掲載作などを集めた短篇集。震災に関する短篇の英訳も含まれる。

震災と日常記憶夫婦関係
翻訳
  • 「2011年3月のわたしたち夫婦は」英訳掲載

できそこないの世界でおれたちは

2018年 長編小説

『小説すばる』に連載された作品を改題・収録した長編。現代の世相を反映した群像劇的要素を含む。

群像劇社会の周縁苦闘

全著作

  • アレルヤ
  • 終わりまであとどれくらいだろう
  • 女たち
  • 冬の旅
  • どうしてこんなところに
  • へんてこなこの場所から
  • できそこないの世界でおれたちは

作品の翻訳

  • 「サンドラ」の英訳
  • 「2011年3月のわたしたち夫婦は」の英訳("My Wife and Me in March 2011")

作風・主題

文体
ポップ・ミュージックの影響を受けたリズミカルで断片的な文体日常の細部を掬い取る現実主義的描写
頻出モチーフ
音楽失業や不安定労働都市の孤独家族関係

評価・遺産

2002年の朝日新人文学賞受賞を契機に登場した現代日本文学の作家。ポップ・ミュージックや若者文化を取り入れた独自の視点で評価されている。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館 蔵書・典拠データあり

引用

  • 町田康の『勝つことに対する含羞』の次には桜井鈴茂の『明るい敗残者』の物語が続く。
    出典: 三浦雅士(選評) (2002年)

豆知識

  • 札幌開成高等学校出身で北海道当別町の出身。
  • 明治学院大学社会学部卒業後、バンド活動の経験やバイク便、大学職員、スナックのボーイ、小料理屋店長、水道メーター検診員など多様な職を経験した。
  • 同志社大学大学院商学研究科に入学したが、修士論文を残して執筆に専念するため中退し、『アレルヤ』で朝日新人文学賞を受賞した。