日本の文学賞

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殊能 将之

しゅのう まさゆき

Shunou Masayuki

別名: 田波正
ペンネーム: 殊能 将之筆名。『楚辞』の一節(「殊能将レ之」)に由来する

プロフィール

性別
男性
生誕
1964-01-19 (福井県)
死没
2013-02-11 49歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福井県 → 東京都(上京時)

経歴

職業
推理作家, 覆面作家, 翻訳者, 評論家
活動期間
1999年〜2008年
所属
名古屋大学SF研究会, オブスキュア・インク(編集プロダクション)
影響を受けた人物
アヴラム・デイヴィッドスン, ポール・アルテ
ノミネート
第1回本格ミステリ大賞候補(美濃牛), 第2回本格ミステリ大賞候補(鏡の中は日曜日), 第47回星雲賞ノンフィクション部門 参考候補(殊能将之 読書日記 2000-2009)

学歴

福井県立藤島高等学校
国: 日本
高校を卒業。
名古屋大学
理学部
国: 日本
在学中に中退。名古屋大学SF研究会に所属していた。

受賞歴

メフィスト賞
1999
対象作品: ハサミ男
主催: 講談社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

メフィスト賞 1回登壇
  1. 受賞作: ハサミ男

    メフィスト賞受賞のデビュー作。覆面作家として発表された、独特の視点と問題意識を持つミステリ。

    メフィスト賞受賞のデビュー作。

    本格ミステリ欺瞞心理

作品

代表作

ハサミ男

1999年 推理小説

メフィスト賞受賞のデビュー作。覆面作家として発表された、独特の視点と問題意識を持つミステリ。

本格ミステリ欺瞞心理

美濃牛

2000年 推理小説

石動戯作シリーズの一作。作家の実験的な手法とミステリの伝統を組み替える筆致が見られる。

本格ミステリ実験性

黒い仏

2001年 推理小説

石動戯作シリーズの一作。独特の雰囲気と謎解きの技巧が組み合わされる。

ミステリ人間心理

鏡の中は日曜日

2001年 推理小説

第2回本格ミステリ大賞候補作。文庫化の際に他短編を併録された作品もある。

本格ミステリ構成の工夫

樒 / 榁

2002年 推理小説

短編/中編を収めた書籍。複数作を併録して文庫化された経緯がある。

短編ミステリ

キマイラの新しい城

2004年 推理小説

博識や参考文献提示を多用する作風がみられる作品。文庫版の解説でも言及されている。

参考文献の提示博識

子どもの王様

2003年 児童向けミステリ(ミステリーランド)

講談社ミステリーランドほかで刊行された作品。子どもを扱う視点を持つ物語。

児童ミステリ

殊能将之 未発表短篇集

2016年 短編集

没後に刊行された未発表短篇集。大森望による解説などが収録される。

短編未発表作品

全著作

  • ハサミ男(1999)
  • 美濃牛(2000)
  • 黒い仏(2001)
  • 鏡の中は日曜日(2001)
  • 樒 / 榁(2002)
  • キマイラの新しい城(2004)
  • 子どもの王様(2003)
  • 殊能将之 未発表短篇集(2016)
  • どんがらがん(編著、2005)
  • 殊能将之 読書日記 2000-2009(2015)

作家による翻訳

  • F.M.バズビー『きみの話をしてくれないか』(北沢克彦名義で翻訳)

作風・主題

文体
博識とサーカズムを織り交ぜる文体本格ミステリの定石を組み替える技巧的な作風
頻出モチーフ
蘊蓄(知識の披露)言葉遊び創作料理や食に関する描写大量の参考文献リスト

健康

  • 体調不良(1995年)
    1995
    1995年に体調を崩しオブスキュア・インクを退職、帰郷した

評価・遺産

覆面作家として独自の創作法と奇想に満ちた本格ミステリを提示した作家。没後に本名が公表され、未発表作や日記集が刊行されることで再評価が進んだ。

関連学会

  • 名古屋大学SF研究会

資料所蔵先

  • 名古屋大学SF研究会刊『Before mercy snow 田波正原稿集』
  • 国立国会図書館典拠ほか(各種識別子: ISNI, VIAF, WorldCat等)

引用

  • 「手元にある参考文献に目をとおしたが、この作品の内容とはほとんど無関係であり、それがこの作家の独特なところである」
    出典: 福本直美(文庫版解説)

豆知識

  • 覆面作家として活動していたが、没後に本名が田波正であることが明らかになった。
  • 高校時代からSF・ミステリ方面で注目され「福井の天才」と呼ばれた。
  • 1999年に『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞してデビューした。
  • 1995年に体調を崩して上京先の職を辞し帰郷、その後も福井在住で執筆活動を行った。
  • 没後、未発表短篇集や読書日記などが刊行された。