日本の文学賞

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高史明

こう しめい

Ko Samyong

ペンネーム: 金天三(本名)出生名。朝鮮名としての本名

プロフィール

性別
男性
生誕
1932-01-17 (山口県下関市彦島)
死没
2023-07-15 (神奈川県(自宅)) 91歳
国籍
朝鮮籍
言語
日本語, 朝鮮語
宗教
浄土真宗(親鸞への帰依)
居住地歴
山口県下関市 → 神奈川県(晩年)

経歴

職業
小説家, 随筆家, 評論家, 講演者
活動期間
1971年〜2023年
影響を受けた人物
親鸞, 『歎異抄』

受賞歴

日本児童文学者協会賞
1975
対象作品: 生きることの意味
主催: 日本児童文学者協会
結果: 受賞
産経児童出版文化賞
1975
対象作品: 生きることの意味
主催: 産経新聞社
結果: 受賞
仏教伝道文化賞
主催: 仏教関係団体
結果: 受賞
青丘賞
主催: 青丘関係団体
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生きることの意味

    『生きることの意味』は、児童文学と教育的な問いを結びつけ、生きることを子どもにどう伝えるかを考える作品である。文学賞の文脈では、児童文学を思想的・実践的な営みとして捉える姿勢が重要になる。

    子どもに向けた文学の根にある、生の問いを見つめる。

    児童文学教育思想

作品

代表作

夜がときの歩みを暗くするとき

1971年 小説・随筆

デビュー作。若年期の経験や社会的困窮を背景にした随筆的作品。

差別貧困成長

生きることの意味

1974年 児童文学・随筆

ある少年の生い立ちを通して〈いのち〉の意味を問いかける著作。刊行後に各賞を受賞。

いのち成長倫理

ぼくは12歳

1976年 遺稿集(児童文学)

一人息子の遺稿詩集を編纂した書。息子の死と向き合う記録として知られる。

喪失家族
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] ぼくは12歳 (1979)

歎異抄のこころ

1993年 宗教・思想

『歎異抄』の教えを現代に引き寄せて解説した作品。講話活動とも連動した著述。

浄土真宗思想信仰

闇を喰む

2004年 評論・思想

戦争や人間の闇を見据える評論的著作。

戦争倫理

月愛三昧

2010年 歴史・思想

古事記の時代から現代まで日本史の闇をひもとく大著。親鸞に聞くという視座で書かれた。

日本史宗教思想

全著作

  • 夜がときの歩みを暗くするとき(1971)
  • 彼方に光を求めて(1973)
  • 生きることの意味(1974)
  • 一粒の涙を抱きて(1977)
  • 歎異抄のこころ(1993)
  • 闇を喰む(2004)
  • 月愛三昧(2010)

翻案

  • NHKドラマ化(ぼくは12歳)

作風・主題

文体
随筆的で語りかけるような文体仏教的教義を平易に説く語り口倫理・存在へ問いかける評論的文体
頻出モチーフ
いのち(生命)喪失と悲しみ浄土真宗・親鸞の思想戦争や社会の闇

健康

  • 老衰
    2023
    晩年における健康状態の悪化により自宅で死去

評価・遺産

在日朝鮮人二世の作家として出自や差別、いのちの問題を主題にした著作群で知られる。親鸞や『歎異抄』に傾倒し、仏教思想を一般向けに伝える活動と講話で幅広く支持を得た。児童文学や随筆での受賞歴も持つ。

関連学会

  • 日本児童文学者協会(受賞)

大衆文化への影響

  • NHK『こころの時代』やETV特集などのドキュメンタリー出演、爆笑問題・太田光の番組での自宅訪問などで話題に。

引用

  • いのちは自分のものではない
    出典: いのちは自分のものではない(高史明の言葉、2010) (2010年)

豆知識

  • 本名は金天三(キム・チョンサム)。
  • 一人息子・岡真史が12歳で自殺し、その遺稿を編纂した『ぼくは12歳』がある。
  • 2008年放送のETV特集や太田光の自宅訪問で話題になった。