日本の文学賞

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山本 安英

やまもと やすえ

Yamamoto Yasue

ペンネーム: 山本 千代本名(出生名), 山本 安英芸名・舞台名

プロフィール

性別
女性
生誕
1902-10-29 (東京市神田区(出生、戸籍上は横浜市青木町反町))
死没
1993-10-20 (東京都文京区千駄木(自宅)) 90歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神田(東京) → 横浜市青木町反町(戸籍上) → 麹町区紀尾井町(養父母宅) → 千駄ヶ谷(自宅) → 千駄木(自宅) → 文京区関口(納骨地)

経歴

職業
女優, 朗読家, 演劇指導者
活動期間
1921年〜1992年
所属
築地小劇場, 新築地劇団, ぶどうの会, 山本安英の会, 日本放送協会専属劇団(東京放送劇団) 講師
影響を受けた人物
小山内 薫, 土方 与志, 木下 順二
影響を与えた人物
沢村 貞子, 千秋 実, 加藤 道子, 七尾 伶子

学歴

神奈川高等女学校(現・神奈川学園高等学校)
国: 日本
現代劇女優養成所(市川左團次主宰の養成所)
期間: 入所:1921年
国: 日本
新聞募集の選考に合格し最年少で入所
築地小劇場(研究生・劇団員)
期間: 1924–1929(在籍・研究生)
国: 日本
創立準備段階からの参加、正式劇団員となる

受賞歴

芸術選奨文部大臣賞
1951
主催: 文化庁
結果: 受賞
大阪市民文化祭名誉賞
1951
主催: 大阪市
結果: 受賞
NHK放送文化賞
1952
主催: 日本放送協会(NHK)
結果: 受賞
大阪府民文化祭賞
1958
主催: 大阪府
結果: 受賞
朝日文化賞
1974
主催: 朝日新聞社
結果: 受賞
毎日芸術賞
1980
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
倉敷市民劇場特別賞
1984
主催: 倉敷市民劇場
結果: 受賞
第10回 芸能功労者表彰
1984
結果: 受賞
毎日芸術賞(特別賞)
1985
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞(特別賞)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ゆうづる

    『ゆうづる』は山本安英による作品で、1951-1回のart-encouragement-awardで評価された。受賞対象は文学作品に限らず、舞台、映画、美術、音楽、評論などを含むため、紙書籍の識別子は確認できた版に限って扱う。

    山本安英の『ゆうづる』は、art-encouragement-awardの受賞対象として記録されている。

    受賞作品芸術文化作品活動

作品

代表作

夕鶴

1949年 舞台(戯曲)

木下順二作の戯曲。山本はヒロイン・つう役を長年にわたり演じ、1950年代以降生涯で1000回以上上演した代表作。

民話性犠牲人間関係女性像

子午線の祀り

1979年 舞台

木下順二による大作で、能・歌舞伎・群読などを取り入れた総合的な上演が行われた。山本は複数回にわたり出演した。

歴史素材群読伝統と現代

素顔

1936年 随筆

1936年刊の随筆集。療養生活や舞台体験を含む随筆を収める。

自伝的随想舞台裏療養と復帰

女優という仕事

1992年 著作(演劇論)

1992年刊行、遺著となった一冊。俳優の仕事や発声・朗読に関する考えをまとめたもの。

演技論発声法朗読

全著作

  • 素顔(沙羅書店)
  • 歩いてきた道(弘文堂/未來社/新版等)
  • 鶴によせる日々(中内書店)
  • おりおりのこと(未來社)
  • 舞台と旅と人と(未來社)
  • 新版 歩いてきた道(未來社)
  • 女優という仕事(岩波新書)
  • 歩いてきた道(中公文庫)

翻案

  • 黎明(1927年、小山内薫監督)
  • さくら隊散る(1988年、出演:証言者として)

作風・主題

文体
明瞭な発声とアーチキュレーション朗読に重きを置いた抑揚ある表現新劇的リアリズムを基盤とした自然主義的演技
頻出モチーフ
貧しさとそこからくる内面の強さ女性の犠牲と再生民話的・伝統的な要素の現代的解釈

健康

  • 結核
    1933(初発)および1935・1938など断続的に再発
    療養・休演を余儀なくされ、活動に中断が生じた。復帰後も体調管理が活動に影響した。
  • 肝臓転移(がん)・最終期の疾病
    1992–1993
    1992年に余命宣告を受け治療を行った後、公演を停止し1993年に逝去した。

評価・遺産

木下順二作『夕鶴』のヒロイン・つうを1000回以上演じたことをはじめ、戦後日本演劇における代表的な女優の一人。朗読教育や後進育成にも力を注ぎ、資料は早稲田大学演劇博物館や伊豆の記念館に寄贈された。

記念館・博物館

  • 夕鶴記念館(天城会館内、伊豆市) 静岡県天城湯ケ島町(現・伊豆市)
  • 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(寄贈資料保管) 東京都新宿区早稲田

資料所蔵先

  • 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(切り抜き帳等寄贈)
  • 伊豆市夕鶴記念館(衣装・小道具・台本等)

大衆文化への影響

  • 絵画「ある日の安英さん」(北澤映月、1967年、京都市美術館蔵)

引用

  • 俳優に年齢はありません。
    出典: 自伝/発言(インタビュー等) (1987年)
  • 築地小劇場での稽古はほんとうに幸福でした。
    出典: 自伝(回想) (1994年)

豆知識

  • 生前は1906年生と誤って記載されることがあったが、死去後に1902年10月29日生であることが明らかになった。
  • 『夕鶴』でヒロイン・つうを1000回以上演じた(37年間で1037回上演と記録)。
  • 遺言により葬儀や告別式は行わなかった。