日本の文学賞

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山室 静

やまむろ しずか

Yamamuro Shizuka

プロフィール

性別
男性
生誕
1906-12-15 (鳥取県鳥取市)
死没
2000-03-23 93歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
鳥取県鳥取市(出生) → 長野県北佐久郡岩村田町(現 佐久市、育ち) → 東京(岩波書店勤務、出版社・編集関係) → 長野県佐久市(晩年の拠点)

経歴

職業
詩人, 文芸評論家, 翻訳家, 編集者, 大学教員
活動期間
1927年〜2000年
所属
岩波書店, 日本女子大学(講師・教授), 文化学院(講師), 雑誌『近代文学』(創刊関係), 佐久文化会議(議長など)
所属団体
プロレタリア科学研究所
影響を受けた人物
阿部次郎, 本多秋五, 埴谷雄高, イエンス・ペーター・ヤコブセン, ノヴァーリス

学歴

東洋大学(夜間部)
国: 日本
日本大学(夜間部)
国: 日本
東北帝国大学(現:東北大学)
法文学部(美学科) / 美学
学位: 卒業(繰り上げ)
期間: 1939-1941
卒業年: 1941
国: 日本
阿部次郎を慕って入学、繰り上げ卒業

受賞歴

平林たい子文学賞
1973
対象作品: 『山室静 著作集』刊行関連
主催: 平林たい子文学賞選考委員会
結果: 受賞
毎日出版文化賞
1975
対象作品: 『アンデルセンの生涯』
主催: 毎日新聞社(毎日出版文化賞)
結果: 受賞
神奈川文化賞
1992
主催: 神奈川文化賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 山室静著作集

    『山室静著作集』は山室静による文学作品で、平林たい子文学賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

    平林たい子文学賞が評価した『山室静著作集』は、山室静の表現をたどる入口となる作品である。

    文学受賞作表現

作品

代表作

現在の文学の立場

1939年 評論

戦前の文学状況に関する評論集。1939年刊行。

文学論評論時局

時間の外で

1967年 詩集

1967年刊の詩集。時間や存在を主題にした詩篇を収める。

時間存在回想

アンデルセンの生涯

1975年 研究・評伝

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生涯と作品を解説した評伝。1975年刊、毎日出版文化賞受賞。

伝記児童文学研究翻訳と紹介

北欧の神話(北欧神話)

1982年 民俗・神話研究

北欧神話とサガ、エッダなどを日本語で概説・紹介する著作。アイスランド古典の紹介にも寄与。

北欧神話民話文化史

ムーミン谷の仲間たち(訳)

1968年 児童文学(翻訳)

トーベ・ヤンソン作品の日本語訳の一つ。山室はムーミンシリーズの翻訳で日本にムーミン文化を紹介した。

児童文学翻訳北欧文化

全著作

  • 現在の文学の立場
  • 世界文学(のち改題『世界文学小史』)
  • 世界文学の花園
  • シュワイツァー
  • アンデルセン
  • 文学と倫理の境で
  • 遅刻抄
  • 北欧文学の世界
  • 評伝 森鷗外
  • 聖書物語
  • 時間の外で
  • 氷島記
  • 何のために
  • 山室静 著作集(全6巻)
  • 植物的生活から
  • アンデルセンの生涯
  • 晩秋記
  • 籐椅子の上で 詩と回想
  • 北欧の神々と妖精たち
  • 世界のシンデレラ物語
  • 北欧文学ノート
  • バイキング王物語
  • 老いの気晴らし
  • 山室静 自選著作集(全10巻/郷土出版社)

作家による翻訳

  • ニイルス・リーネ(ヤコブセン)
  • ニルスのふしぎなたび(ラーゲルレーヴ)
  • アンデルセン童話全集(アンデルセン)
  • ムーミン谷の仲間たち(トーベ・ヤンソン訳)
  • 北欧神話まとめ訳(複数)

作風・主題

文体
簡潔で思索的な文体児童文学翻訳では原文の雰囲気を重視する訳し方学術的な注釈を伴う解説的文章
頻出モチーフ
北欧・神話・サガ自然と風土孤独と回想童話・民話の探究

健康

  • 白内障
    晩年(進行)
    白内障の悪化により視力が低下し、後年は妻が校正を担当した

評価・遺産

北欧文学や北欧神話を日本に紹介した先駆的翻訳者・研究者であり、児童文学の翻訳や文芸評論でも広く知られる。教育者としても日本女子大学などで後進を指導し、地域文化活動にも貢献した。

記念館・博物館

  • 山室文庫(佐久市立中央図書館内) 長野県佐久市(佐久市立中央図書館内)

関連学会

  • 佐久文化会議

資料所蔵先

  • 山室文庫(佐久市立中央図書館)

大衆文化への影響

  • 佐久市鼻顔公園に建立された記念碑

豆知識

  • 1982年に自宅からの失火で蔵書約5000冊、原稿約2000枚を焼失した。
  • 青年期に教師を務めた旧野沢高等女学校の教え子たちからの証言で「あだ名はコンニャク先生」と呼ばれていたという。
  • プロレタリア科学研究所に属し、1933年に逮捕・拘留された経験がある。
  • ムーミンやアンデルセンなど北欧児童文学の翻訳で知られる一方、森鷗外や島崎藤村、宮沢賢治の研究書も多数執筆した。