日本の文学賞

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湯浅 譲二

ゆあさ じょうじ

Yuasa Jōji

プロフィール

性別
男性
生誕
1929-08-12 (福島県郡山市)
死没
2024-07-21 (東京都(自宅)) 94歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福島県郡山市 → 東京都(在住・活動) → アメリカ合衆国・カリフォルニア(サンディエゴ)

経歴

職業
作曲家, 教育者, 音楽評論寄稿者
活動期間
1951年〜2024年
所属
カリフォルニア大学サンディエゴ校(教員、名誉教授), 日本大学芸術学部(客員教授), 東京音楽大学(客員教授), 桐朋学園大学(特任教授), 国際現代音楽協会(ISCM)名誉会員, 慶應義塾大学アート・センター(訪問所員)
所属団体
国際現代音楽協会(ISCM)名誉会員
影響を受けた人物
瀧口修造, 中田一次(師事), 武満徹(同時代の作曲家・協働者)
影響を与えた人物
藤枝守, 伊藤弘之, 久田典子, 中橋愛生, ジュリアン・ユー

学歴

慶應義塾大学(医学部・教養課程)
医学部(中退)
期間: 1948-1951
国: 日本
医学部教養課程を中退して作曲の道へ進む

受賞歴

ベルリン国際映画祭 審査員特別賞
1961
対象作品: テレビ作品『日本の美・佛』
主催: ベルリン国際映画祭
結果: 受賞
イタリア賞
1966
対象作品: ラジオドラマ『コメット・イケヤ』
主催: イタリア賞
結果: 受賞
サン・マルコ金獅子賞
1967
対象作品: 映画『母たち』
主催: サン・マルコ(金獅子賞)
結果: 受賞
尾高賞
1973
対象作品: 『クロノプラスティク』
主催: 尾高財団(音楽)
結果: 受賞
文化庁芸術祭 大賞(ラジオ部門)
1973
対象作品: 『クロノプラスティク』
部門: ラジオ部門
主催: 文化庁
結果: 受賞
文化庁芸術祭(ラジオ部門)大賞
1983
対象作品: 『管弦楽のための透視図法』
部門: ラジオ部門
主催: 文化庁
結果: 受賞
尾高賞
1987
対象作品: 『啓かれた時』
主催: 尾高財団(音楽)
結果: 受賞
京都音楽賞 大賞
1995
主催: 京都音楽賞
結果: 受賞
サントリー音楽賞
1996
対象作品: ヴァイオリン協奏曲
主催: サントリー
結果: 受賞
紫綬褒章
1997
主催: 日本政府
結果: 叙勲受章
日本芸術院賞・恩賜賞
1999
主催: 日本芸術院
結果: 受賞
日本アカデミー賞(映画音楽優秀賞)
2000
対象作品: 映画『梟の城』
部門: 映画音楽
主催: 日本アカデミー賞
結果: 受賞
旭日小綬章
2007
主催: 日本政府
結果: 叙勲受章
文化功労者
2014
主催: 文部科学省(文化庁)
結果: 顕彰
尾高賞
2024
対象作品: 哀歌(エレジィ) - for my wife, Reiko -
主催: 尾高財団(音楽)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ヴァイオリン協奏曲―イン・メモリー・オブ・武満徹

    『ヴァイオリン協奏曲 イン・メモリー・オブ・武満徹』は、湯浅 譲二の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

    『ヴァイオリン協奏曲 イン・メモリー・オブ・武満徹』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

    受賞作人物の変化時代と社会

作品

代表作

箏とオーケストラのためのプロジェクション「花鳥風月」

1967年 管弦楽曲(現代音楽)

箏を西洋オーケストラと融合させたプロジェクション作品。日本的音色と現代音楽技法を融合する試み。

日本的モチーフ音響空間プロジェクション

クロノプラスティク I

1972年 管弦楽・実験音楽

時間と音の変容を扱う代表作の一つ。録音・演奏双方で評価された。

時間性音響変容

内触覚的宇宙(シリーズ)

1957年 ピアノ曲・現代音楽

初期から続くシリーズ。音響をエネルギー体として捉える理念が反映されている。

音響的エネルギーコスモロジー

ヴァイオリン協奏曲《イン・メモリー・オブ 武満徹》

1996年 協奏曲

武満徹への追悼を込めた協奏曲。1996年に発表され、サントリー音楽賞などの評価を得た。

追悼東洋と西洋の融合

全著作

  • 『人生の半ば - 音楽の開かれた地平へ』 慶應義塾大学出版会、1999年
  • 『現代の日本音楽 18 湯浅譲二』 春秋社、2007年
  • 『未聴の宇宙、作曲の冒険』(西村朗と共著) 春秋社、2008年
  • 『脳科学と芸術』(共著) 工作舎、2008年

作風・主題

文体
音響をエネルギー体として扱う記述的・空間的志向電子音楽と伝統楽器を横断する実験的手法
頻出モチーフ
プロジェクション(projection)という題名モチーフコスモロジー(個人史や民族性の総体)俳句や日本的テクスチャの引用

健康

  • 肺炎
    2024-07(罹患〜死去)
    2024年7月に肺炎のため東京都の自宅で死去。活動の終結に至った主因の一つ。

評価・遺産

戦後日本の現代音楽を代表する作曲家の一人。電子音楽の先駆的研究、教育活動、国際的な指導・交流を通じて後進に大きな影響を与えた。

関連学会

  • 日本芸術院
  • 国際現代音楽協会(ISCM)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(関連資料・音源収蔵)
  • 各種音楽出版社・大学アーカイブ(作品稿本、スコア)

大衆文化への影響

  • テレビドラマ・連続テレビ小説の主題歌や劇伴(NHK『藍より青く』など)
  • CM音楽(キユーピー、ヤマハ、ヱビスビール等)

引用

  • 私にとって音楽とは、音響エネルギー体の空間的・時間的推移である。
    出典: 湯浅譲二(著)『人生の半ば - 音楽の開かれた地平へ』、1999年 (1999年)

豆知識

  • 開業医の家に生まれ、当初は外科医志望で慶應義塾大学医学部に進学したが中退して作曲に転向した。
  • UPICやMUSIC-Nなどコンピュータ/テープ音楽に早期から取り組んだ電子音楽の先駆者。
  • 『サブリミナル・ヘイ・J』はビートルズの『Hey Jude』と自身の名前Jojiを掛け合わせたタイトルである。