芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう
沼田真佑の『影裏』は、岩手へ移った語り手が同僚の日浅と過ごした日々を回想し、東日本大震災後にその人物の見えなかった側面へ触れていく中編小説。自然描写と沈黙の多い関係を通じ、人の内側に潜む影を描く。
親しかった男の不在が、語り手に見えなかった影を浮かび上がらせる。