オール讀物新人賞 おーるよみものしんじんしょう
乾ルカの初期短編集。記憶、喪失、子ども時代の傷をめぐる物語が、明るい題名とは対照的な陰影を帯びて展開する。
明るい光の奥に、消えない記憶の影が差す。
サッカーの動きと人間関係の緊張を重ねた新人賞受賞作。単行本化は確認できず、雑誌掲載作として作者の出発点を示す作品とみられる。
ボールを追う身体の先に、若い書き手の勢いが見える。