藤本義一文学賞 ふじもとぎいちぶんがくしょう
第3回(2017年)
受賞者
9名第3回藤本義一文学賞の最優秀賞受賞作。キーワード「虫」をめぐる受賞作品集『第3回 藤本義一文学賞』に収録され、題名の「クサやん」を通じて、身近な生き物や人間関係を物語化した短編として確認できる。
虫という小さな存在から、人の暮らしと感情の輪郭が浮かび上がる。
第3回藤本義一文学賞の優秀賞受賞作。キーワード「虫」を掲げた受賞作品集『第3回 藤本義一文学賞』に収録され、色の名を手がかりに感覚や記憶を扱う短編として確認できる。
色の名をたどることで、言葉にしにくい感情の記憶が立ち上がる。
『耳』は、第3回藤本義一文学賞の優秀賞受賞作です。課題語「虫」を掲げた同回の受賞作品集『第3回藤本義一文学賞』に収録され、耳という身体感覚を題名に据えた短編として、見えない気配や声への感受性を想起させます。
第3回藤本義一文学賞の優秀賞として、受賞作品集『虫』に収められた短編です。
『虫の知らせ』は、第3回藤本義一文学賞の特別賞受賞作です。課題語「虫」を直接題名に含み、理由のない予感や胸騒ぎをめぐる日本語の慣用表現を、短編小説の入口として立ち上げる作品です。
「虫」という課題語を、予感をめぐる慣用表現として響かせる受賞短編です。
『黄水仙』は、第3回藤本義一文学賞の特別賞受賞作です。課題語「虫」を共有する作品集の一篇で、花の名を題名に置くことで、季節の色彩や記憶の手触りを短編の焦点に集めています。
花の名を題名に、季節感と記憶の気配を呼び込む特別賞受賞作です。
『うつせみの子ども』は、第3回藤本義一文学賞の特別賞受賞作です。「うつせみ」という語に、人の世、抜け殻、はかない存在感が重なり、課題語「虫」とも響き合う題名を持つ短編です。
「うつせみ」の多義性が、子どもと虫の気配を重ねる受賞短編です。
『君、つつがなきや』は、第3回藤本義一文学賞の特別賞受賞作です。古風な安否の言葉を題名にし、相手を気づかう呼びかけと、課題語「虫」が持つ小さな不安の感触を結びつけて読ませます。
安否を問う古風な呼びかけが、静かな不安を帯びる特別賞受賞作です。
『あなたのスケアクロウ』は、第3回藤本義一文学賞の特別賞受賞作です。かかしを意味する外来語を題名に置き、見張るもの、追い払うもの、そこに立ち続けるもののイメージを、課題語「虫」の世界と交差させます。
かかしのイメージを通して、見守ることと遠ざけることを重ねる受賞短編です。