H氏賞 えいちししょう
『ひとりの女に』は、黒田三郎の第一詩集であり、戦後詩の中で一人の女性への呼びかけを軸に、孤独、愛、生活の実感を平明な言葉で描いた作品である。日常語に近い抑制された表現が、私的な感情を社会の空気と結びつけている。
一人の女性への呼びかけから、戦後の生活感情を静かに立ち上げる詩集である。