月夜
「月夜」は、水上孤城が長年の作句経験を踏まえて、夜の明るさ、雪や水の気配、人と人との距離を静かに掬い上げた俳句作品である。日常の小さな場面に、人生の時間の重みと透明な余韻を重ねている。
月明かりの下に、暮らしの手触りと人生の翳りが静かに立ち上がる。
月夜生活詠雪時間人生の回想
まつさをに
「まつさをに」は、椿文惠が水や空の澄んだ色、舟の行方、季節の移ろいを手がかりに、淡い情感を端正に結晶させた俳句作品である。過度に説明せず、景の明るさの中に心の揺れを含ませる。
澄んだ青の感触が、舟の行方とともに心の奥へ広がっていく。
水天の川舟静かな抒情季節