日本の文学賞

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伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう

第3回(1992年)

小説評論

受賞者

2名
日野啓三 ひの けいぞう 受賞

自覚症状のないまま癌を経験した著者が、小説とエッセイの境界を行き来しながら生の感覚を見つめる作品。非現実感を帯びた身体経験が、都市的で内省的な文体によって描かれる。

『断崖の年』は、作者の視線と文体が凝縮された一作である。

181ページ
私小説内省
川村二郎 かわむら じろう 受賞

『アレゴリーの織物』は、川村二郎が文学と思想を横断しながら、象徴や寓意の働きを読み解く評論集です。ベンヤミン受容を含む批評的視野が、作品読解の方法そのものを問い直します。

文学と思想を結ぶ批評の織り目をたどる一冊です。

349ページ
戦後文学批評寓意比較文学