日本詩人クラブ賞 にほんしじんくらぶしょう
瀬戸内から朝鮮半島、南洋へと地名を連ね、土地に宿る記憶と人の移動を詩の歩みに重ねる詩集。旅の視線と歴史感覚が、静かな抒情の中で結び合う。
地名の連なりが、旅と記憶を詩の地図へ変えていく。
晩年の詩境を「根」という簡潔な題に託し、人間の内奥と暮らしの基底へ向かう詩集。短いページ数の中に、長い詩作の時間が凝縮されている。
根へ降りていくような言葉が、生活の基底を照らす。