日本の文学賞

← 角川俳句賞に戻る

角川俳句賞 かどかわはいくしょう

第32回(1986年)

俳句新人賞公募

受賞者

3名
淵脇護 ふちわき まもる 受賞
火山地帯

火山を抱く土地の気配や、地熱を帯びた風土の荒々しさを俳句の短い形式に凝縮した連作。自然の大きな力と人の生活感覚が鋭く交差する。

火山の土地に立つ身体感覚を、俳句の緊密なことばで捉える。

火山風土自然と生活
駒走鷹志 こまはし たかし 受賞
青い蝦夷

北海道を思わせる北方の自然と生活感覚を、青という色彩の印象とともに立ち上げる俳句作品。冷涼な風景と土地に根ざす時間が重なり合う。

北の土地の青さと静けさを、短い詩形のなかに凝らす。

北方色彩土地の記憶
河村静香 かわむら しずか 受賞
海鳴り

海の音と沿岸の暮らしを背景に、自由律の呼吸を感じさせる俳句作品。波音、風、孤独、日々の感覚が簡潔なことばで結びつく。

海鳴りの響きが、暮らしの奥にある孤独と時間を呼び起こす。

自由律俳句孤独