日本の文学賞

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川端康成文学賞 かわばたやすなりぶんがくしょう

第19回(1992年)

短編小説

受賞者

1名
吉田知子 よしだ ともこ 受賞

「お供え」は、日常の境界がふいに揺らぎ、人が周囲の視線や習俗の力にのみこまれていく不穏な短編である。吉田知子らしい乾いた筆致で、供えるという行為に潜む異界性と、人間存在の輪郭がほどける瞬間を描く。

平穏な日常は、供えるという小さな行為から異界へとずれていく。

348ページ
日常と異界視線自我の揺らぎ