河野愛子賞 こうのあいこしょう
第6回(1996年)
短歌評論
受賞者
1名
てまり唄
永井陽子の第六歌集。老いゆく母との日々を中心に、家庭の室内、うさぎや阿修羅などのイメージ、幼いころの記憶を重ね、親しい人を見守る時間を独自の音感で詠む。
収録作には、息絶え絶えの人を見守る場面をヒマラヤを越える鶴に重ねる歌や、夕暮れの部屋にいる母を遠い時代の人のように見る歌がある。身近な現実を遠いイメージへひらく。
182ページ
母娘老いと看取り家庭の記憶音楽性