窪田空穂賞 くぼたうつほしょう
井伏鱒二を「庶民派」という固定イメージだけで捉えず、漂流民、亡命者、移民などのモチーフから、井伏作品に潜む異種混淆性と近代のずれを読み解く評論。ナンセンス、記録、歴史物語への抗いなど、多面的な論点で井伏文学を再配置する。
「庶民派」像の奥にある、井伏文学のちぐはぐな近代を読む。