小説新潮賞 しょうせつしんちょうしょう
『夜の鶴』は、東京・下谷の置屋を舞台に、芸に生きる女性たちの世代の重なりと、母娘の感情のもつれを描く芝木好子の小説である。下町への視線と女性の生の細やかな描写が、受賞作としての厚みを支えている。
置屋に生きる女たちの歳月を通して、血縁と芸、愛情のゆがみを静かに描く。