少女売買 インドに売られたネパールの少女たち
長谷川 まり子
「少女売買:インドに売られたネパールの少女たち」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。
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長谷川 まり子
「少女売買:インドに売られたネパールの少女たち」は、対象に粘り強く近づき、個人の経験と社会の構造を結びつけて描くノンフィクション。具体的な現場から時代の歪みを浮かび上がらせる。
望月飛鳥
ベトナムで暮らす日本人女性ヒロと、ベトナム人女性ユンの関係を描く長編。熱気を帯びた土地の空気の中で、魂と肉体、異国で生きる心細さがやわらかな文体で語られる。
矢作 俊彦
神奈川県警の二村永爾が、殺人事件の重要参考人の失踪をめぐって捜査から外され、届いた手紙を手がかりに事件の底へ向かうハードボイルド長編。チャンドラーへの応答をにじませながら、横浜の空気と刑事の孤独を濃く描く。
イ サンクム, 帆足 次郎
日本で生まれ育った朝鮮人の少女が、差別や揺れる帰属意識のなかで、母の教えと自分自身の記憶を手がかりに成長していく自伝的作品。愛憎を抱えた日本での日々が、祖国への目覚めと結びつく。
高橋 三千綱
『空の剣 男谷精一郎の孤独』は、幕末の剣豪・男谷精一郎の若き日を描く時代青春小説です。破門をきっかけに旅へ出た青年が、道中の危機や人との出会いを通じて剣の道と自分の孤独を見つめ直します。
東野 治之
『遣唐使』は、東野治之による毎日出版文化賞の受賞作。空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。はじめ正式な学問僧でもなかった空海が、唐土着岸後、優れた才覚で入京を果たし、青龍寺の恵果阿閣梨から真言密教の奥義皆伝を受けて早速帰国したことは、単に空海にとどまらず、日本の歴史にとってまことに意義深いことであった。しかし、入唐の事情や入唐までの前半生に関しては謎が多い。この点は、史料の残りがよい最澄の場合と、好対照といってよかろう。ただ、これまで十分に検討されていない史料もないわけではない。それに注目しながら、空海の入唐に至る経緯と事情を再考してみたい。
柴田 翔
六全協後の虚無感が漂う時代を背景に、若い男女が出会い、別れ、闘争や裏切りを経験しながら生きようとする長編。戦後思想の挫折と青春の痛みが、知的で抒情的な文体で描かれる。