日本の文学賞

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回転する熱帯
武田ランダムハウスジャパン

回転する熱帯

望月飛鳥

ベトナムで暮らす日本人女性ヒロと、ベトナム人女性ユンの関係を描く長編。熱気を帯びた土地の空気の中で、魂と肉体、異国で生きる心細さがやわらかな文体で語られる。

空の剣 男谷精一郎の孤独 (集英社文庫)
集英社

空の剣 男谷精一郎の孤独 (集英社文庫)

高橋 三千綱

『空の剣 男谷精一郎の孤独』は、幕末の剣豪・男谷精一郎の若き日を描く時代青春小説です。破門をきっかけに旅へ出た青年が、道中の危機や人との出会いを通じて剣の道と自分の孤独を見つめ直します。

遣唐使 (岩波新書 新赤版 1104)
岩波書店

遣唐使 (岩波新書 新赤版 1104)

東野 治之

『遣唐使』は、東野治之による毎日出版文化賞の受賞作。空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。はじめ正式な学問僧でもなかった空海が、唐土着岸後、優れた才覚で入京を果たし、青龍寺の恵果阿閣梨から真言密教の奥義皆伝を受けて早速帰国したことは、単に空海にとどまらず、日本の歴史にとってまことに意義深いことであった。しかし、入唐の事情や入唐までの前半生に関しては謎が多い。この点は、史料の残りがよい最澄の場合と、好対照といってよかろう。ただ、これまで十分に検討されていない史料もないわけではない。それに注目しながら、空海の入唐に至る経緯と事情を再考してみたい。

青色讃歌
河出書房新社

青色讃歌

丹下 健太

第44回文藝賞受賞作! 同棲する彼女の収入で暮らす高橋の、猫探しと仕事探しの日々はいつ終わる? 明け方の青い光に彷徨う青春小説。「読ませる、笑わせる、唸らせる」藤沢周氏、「全篇に漂う乾いたユーモア」高橋源一郎氏、他選考委員絶賛!

肝心の子供
河出書房新社

肝心の子供

磯崎 憲一郎

第44回文藝賞受賞作! ブッダ、束縛という名の息子ラーフラ、孫のティッサ・メッテイヤ。人間ブッダから始まる三世代を描く新しい才能。「身体性を持ったボルヘス」保坂和志氏、「あらゆる意味で壮大な小説」角田光代氏、他選考委員絶賛!

新装版 されどわれらが日々 (文春文庫)
文藝春秋

新装版 されどわれらが日々 (文春文庫)

柴田 翔

六全協後の虚無感が漂う時代を背景に、若い男女が出会い、別れ、闘争や裏切りを経験しながら生きようとする長編。戦後思想の挫折と青春の痛みが、知的で抒情的な文体で描かれる。

贈答のうた
講談社

贈答のうた

竹西 寛子

高校生のふみが、家族や恋人との関係に揺れながら少しずつ自分の足場を見つけていく青春小説。大きな事件よりも、心の微細な動きと距離感の変化を丁寧に追う。

幼年期の終わり
光文社

幼年期の終わり

クラーク, 池田 真紀子

『幼年期の終わり』は、地球を支配する異星種族の出現を通じて、人類の進化と個の終わりを描くアーサー・C・クラークのSF長編。