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記憶の果て (講談社ノベルス ウF- 1)
講談社

記憶の果て (講談社ノベルス ウF- 1)

浦賀 和宏

エンターテインメントの未来を照らす快作! 亡き父の書斎に入った安藤直樹は奇妙なコンピューターを発見する。電源を入れた途端、モニター上に自己紹介の文が流れ出した。このパソコンは「何者」なのか? 浦賀和宏と云う若い作家は、作法を創るべく模索している。その仕事は、新しい小説を求める者に、多くの示唆を与えてくれる筈である。紡がれたテキストは、ミステリだとかSFだとかいう既存の枠組みに与(くみ)することを嫌っているかのようである。それでいて、多くのジャンルに新たな可能性を悉(ことごと)く内包してもいる。均等な距離感に基づく世界観を以て築かれた物語は、読む者の偏差を明確に自覚させてくれるだろう。本書は、先行作品に対する敬意ある挑発である。――京極夏彦

火車 (新潮文庫)
新潮社

火車 (新潮文庫)

宮部 みゆき

休職中の刑事が、失踪した女性の足跡を追ううち、カード社会と自己破産の闇へ踏み込んでいく長編ミステリー。消えた女の謎を通じて、名前、生活、信用が奪われる恐怖を描く。

世間知らず
集英社

世間知らず

岩崎 保子

画家を志す若い女性が、自立を求めながらも職を転々とし、創作にも行き詰まっていく。依存や同居生活を経験するなかで、大人として生きることの不安定さと現実を見つめる。

最後の吐息
河出書房新社

最後の吐息

星野 智幸

メキシコの熱気を思わせる濃密な空気のなかで、喪失と関係のねじれを描く受賞作。色と香りの強さが、読後に長い余韻を残す。

ラジオデイズ
河出書房新社

ラジオデイズ

鈴木 清剛

若者の短い共同生活を、ラジオと音楽の気配をまじえて切り取るデビュー作。都市の中で生まれる気まずさと距離感が印象に残る。

赤目四十八瀧心中未遂
文藝春秋

赤目四十八瀧心中未遂

車谷 長吉

『赤目四十八瀧心中未遂』は、車谷長吉による大衆文学、小説の作品。直木三十五賞で評価された作品として、作者の関心や時代性が表れた一作である。

夫婦茶碗
新潮社

夫婦茶碗

町田 康

『夫婦茶碗』は、町田康の同時代文学の実験性や達成を評価する賞で候補となった作品です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。

草の巣
講談社

草の巣

角田 光代

『草の巣』は、角田光代の同時代文学の実験性や達成を評価する賞で候補となった作品です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。