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古事記の達成: その理論と方法
東京大学出版会

古事記の達成: その理論と方法

神野志 隆光

『古事記』を神話や歴史資料としてだけでなく、構成されたテキストとして読み解く研究書。王権、神話、歌謡物語の論理を通じて、作品としての達成を論じる。

写楽殺人事件
講談社

写楽殺人事件

高橋 克彦

写楽の正体を追うミステリーと浮世絵研究を重ね合わせ、やがて殺人事件の謎へとつなげる本格長編。

人喰い (講談社文庫 さ 4-7)
講談社

人喰い (講談社文庫 さ 4-7)

笹沢 左保

笹沢左保の『人喰い』は、凶悪な事件を入口に、人の心にひそむ暴力性と欲望を暴き出すミステリである。硬質な語り口と不穏な題名が、読者を暗い心理の奥へ誘う。

星宿: 歌集
岩波書店

星宿: 歌集

佐藤佐太郎

『星宿』は、佐藤佐太郎の第十二歌集であり、内面的な緊張と思索をたたえた短歌が集められている。生活者としての苦み、現代へのまなざし、自然や時間への深い感受が、端正な定型の中に凝縮される。

元首の謀叛(上) (文春文庫 311-1)
文藝春秋

元首の謀叛(上) (文春文庫 311-1)

中村 正軌

東西冷戦下のヨーロッパを舞台に、ソ連の謀略と西側諸国の対応を描く国際政治小説。東西ドイツ国境線で起きる大爆発を発端に、戦争を避けながら勢力図を塗り替えようとする国家権力の思惑が交錯する。

燈台鬼 (文春文庫 282-6)
文藝春秋

燈台鬼 (文春文庫 282-6)

南條 範夫

南條範夫「子守りの殿」は、時代小説の枠組みの中で、身分や役割から外れた人物の滑稽さと悲哀を描く短編です。武士社会の建前と人間の欲望が交差する場面を、皮肉を含んだ語りで浮かび上がらせます。

滝沢馬琴 (上) (文春文庫 (224‐3))
文藝春秋

滝沢馬琴 (上) (文春文庫 (224‐3))

杉本苑子

『滝沢馬琴』は、読本作者として巨大な足跡を残した滝沢馬琴の生涯と創作への執念を描く歴史小説です。江戸文壇の空気と、書き続ける人間の孤独が力強く描かれます。

火山島 1
文藝春秋

火山島 1

金 石範

解放後の済州島を舞台に、若い革命群像の焦燥と島を覆う政治的緊張を大きな構図で描く長編小説。個人の運命と歴史の暴力が、火山島の風景のなかで交錯する。