わたしの信州 (講談社文庫 は 11-1)
原田 泰治
原田泰治が故郷の信州へ向けるまなざしを、素朴で詩情のある絵と文章でまとめた画文集。山里、空、大地、人びとの暮らしを通して、ふるさとの記憶と美しさを静かに呼び起こす。
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原田 泰治
原田泰治が故郷の信州へ向けるまなざしを、素朴で詩情のある絵と文章でまとめた画文集。山里、空、大地、人びとの暮らしを通して、ふるさとの記憶と美しさを静かに呼び起こす。
鶴岡 千代子
『白い虹』は、鶴岡千代子が子どもの日常や想像力に寄り添って編んだ詩集である。わらべうたのように声に出して味わえる言葉のリズムが、この作品の親しみやすさを支えている。
ハロラン芙美子
アメリカで暮らす著者が、ワシントンD.C.の生活風景を通して、政治都市の制度的な顔と、そこに住む人びとの感情や日常を描いたノンフィクションである。異文化の街を外から眺めるだけでなく、生活者の視点から人種、家族、社交、都市の空気をすくい取り、米国社会の人工的な仕組みと人間味のずれを見つめる。
春名 徹
尾張の船乗り音吉が、宝順丸の漂流をきっかけに北米、マカオ、上海へと渡り、開国前後の東アジア外交の周縁を生きた軌跡を描くノンフィクションである。限られた記録から一人の漂流民の生涯を掘り起こし、モリソン号事件や通商、宣教、通訳の歴史を結び合わせて、幕末日本を外側から照らし出す。
浅川 じゅん, 小野 かおる
『なきむし魔女先生』は、浅川じゅんが子ども向けに書いた児童文学作品である。題名に置かれた「なきむし」の魔女先生を中心に、弱さや涙を否定せず、子どもの心に寄り添う物語として読まれる。
清水 一行
『動脈列島』は、新幹線を標的にした社会派サスペンス。高度成長の象徴である交通インフラを舞台に、技術、組織、犯罪計画が交差する緊迫した長編推理小説である。
河野典生
失踪した若い女性の痕跡を追う語り手が、都市の退廃と暴力の気配の中へ踏み込んでいくハードボイルド小説。青春群像の危うさと、事件の背後にある冷えた人間関係を鋭く描く。
萩原 葉子
萩原葉子が父・萩原朔太郎との記憶をたどり、詩人の家庭での姿と娘としての複雑な感情を描いた回想。文学者の評伝であると同時に、家族の中で父を見つめ直す私的な文章でもある。
はまみつを, 武部本一郎
『春よこい』は、はまみつをによる児童文学作品。春を待つ季節の感覚を背景に、子どもたちの心の動き、友だちや家族との関わり、身近な地域の風景をやわらかな語り口で描く。
筒井 康隆
『七瀬ふたたび』は、他人の心を読む力を持つ火田七瀬が、同じように超能力を抱えた人々と出会いながら逃避行を続ける長編である。SF 的な設定を用いながら、異質な者が社会の中で孤立し、追いつめられる不安を描く。