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Stand on Zanzibar
Legend paperbacks

Stand on Zanzibar

John Brunner

『Stand on Zanzibar』は、人口過密と情報化が進んだ近未来社会を、多数の断片的な声と資料風の章で構成するニュー・ウェーブSFである。物語の断片が積み重なることで、個人の生活と巨大な社会変動が同時に見えてくる。

岬 (文春文庫 な 4-1)
文藝春秋

岬 (文春文庫 な 4-1)

中上 健次

『岬』は、中上健次が紀州の土地と血縁の問題を濃密に描いた中篇である。路地、家族、欲望、暴力の気配が重なり、のちの熊野サーガへつながる原点となった。

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)
講談社

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

村上 龍

福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。

玩具 (集英社文庫)
集英社

玩具 (集英社文庫)

津村 節子

売れない同人誌作家の夫と、その心の動きに一喜一憂する妻の関係を描く短編。破局寸前の夫婦が保つ奇妙な均衡を、妻のまなざしから丹念にたどる。

うつしみ―この内なる自然
平凡社

うつしみ―この内なる自然

上田三四二

病と手術に直面した歌人・評論家の上田三四二が、生と死、身体、自然との関わりを考察する評論集。個人の生の感覚を起点に、短歌や文学の世界へ思索を広げ、人間を自然の内に捉える独自の自然観を描き出す。

国境線は遠かった (集英社文庫)
集英社

国境線は遠かった (集英社文庫)

筒井 康隆

『ビタミン』は、筒井康隆の初期短編SFです。ビタミン発見の経緯をめぐる引用や知識を戯画化し、科学史のまじめさを笑いと奇想でずらしていく。

危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)
講談社

危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)

新章 文子

大学生・世良高行の身のまわりで、毒薬、出生の秘密、父の死と遺言状が重なり、不可解な出来事が連続する。偽装自殺を含む犯人捜しへ進むなかで、青春の危うさと殺人者の心理が細やかに描かれる。

明治俳壇史
KADOKAWA

明治俳壇史

村山 古郷

『明治俳壇史』は、村山古郷が明治期の俳句・俳壇の展開をたどる研究書。正岡子規以後の革新、俳誌や結社の動き、旧派と新派の関係を整理し、近代俳句が形成されていく過程を歴史的に描く。

大いなる幻影 (講談社文庫 と 3-1)
講談社

大いなる幻影 (講談社文庫 と 3-1)

戸川 昌子

同潤会大塚女子アパートを思わせる建物を舞台に、老嬢たちの暮らしに奇怪な事件が続く。工事の始まりをきっかけに、閉ざされていた過去が次第にむき出しになっていくサスペンス。

夢かたり (中公文庫)
中央公論新社

夢かたり (中公文庫)

後藤明生

『夢かたり』は、後藤明生が植民地朝鮮での少年期と引揚げの記憶を、夢のように揺れる語りで再構成した連作的な小説集。個人の記憶と植民地経験が交錯し、自己と他者の境界を問い直す。