Stand on Zanzibar
John Brunner
『Stand on Zanzibar』は、人口過密と情報化が進んだ近未来社会を、多数の断片的な声と資料風の章で構成するニュー・ウェーブSFである。物語の断片が積み重なることで、個人の生活と巨大な社会変動が同時に見えてくる。
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John Brunner
『Stand on Zanzibar』は、人口過密と情報化が進んだ近未来社会を、多数の断片的な声と資料風の章で構成するニュー・ウェーブSFである。物語の断片が積み重なることで、個人の生活と巨大な社会変動が同時に見えてくる。
池田和, 井口文秀
水俣の海とそこに生きる人々の声を、力強い絵と言葉で伝える絵本。公害の痛みを子どもにも届く形で描き、失われた暮らしへのまなざしを促す。
村上 龍
福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。
上田三四二
病と手術に直面した歌人・評論家の上田三四二が、生と死、身体、自然との関わりを考察する評論集。個人の生の感覚を起点に、短歌や文学の世界へ思索を広げ、人間を自然の内に捉える独自の自然観を描き出す。
新章 文子
大学生・世良高行の身のまわりで、毒薬、出生の秘密、父の死と遺言状が重なり、不可解な出来事が連続する。偽装自殺を含む犯人捜しへ進むなかで、青春の危うさと殺人者の心理が細やかに描かれる。
村山 古郷
『明治俳壇史』は、村山古郷が明治期の俳句・俳壇の展開をたどる研究書。正岡子規以後の革新、俳誌や結社の動き、旧派と新派の関係を整理し、近代俳句が形成されていく過程を歴史的に描く。
戸川 昌子
同潤会大塚女子アパートを思わせる建物を舞台に、老嬢たちの暮らしに奇怪な事件が続く。工事の始まりをきっかけに、閉ざされていた過去が次第にむき出しになっていくサスペンス。
後藤明生
『夢かたり』は、後藤明生が植民地朝鮮での少年期と引揚げの記憶を、夢のように揺れる語りで再構成した連作的な小説集。個人の記憶と植民地経験が交錯し、自己と他者の境界を問い直す。