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7455 件の新刊
マアおばさんはネコがすき (理論社名作の愛蔵版)
稲垣 昌子, 福田 庄助
終戦直後の東京を舞台に、猫をこよなく愛するマアおばさんと、子どもたち、猫、アヒルたちの暮らしを描く物語。動物好きの楽しさだけでなく、人と動物が同じ家で生きることの喜びや失敗、思いやりをあたたかく描いている。
夏の終り (新潮文庫)
瀬戸内 寂聴
『夏の終り』は、瀬戸内晴美が愛と別れの残り火を濃密に描いた短編小説。既婚男性との関係、過ぎ去った時間、身体に残る記憶をめぐり、恋愛の陶酔と疲弊を静かな緊張の中で描く。
娼婦の部屋・不意の出来事 (新潮文庫)
吉行 淳之介
場末のキャバレーで働く女、気弱な男、三流週刊誌の記者である語り手をめぐる関係を、抑えた筆致で描く短篇。出来事の派手さよりも、人間関係のずれと偶然の残酷さが静かに残る。
原色の街・驟雨 (新潮文庫)
吉行 淳之介
「驟雨」は、吉行淳之介の芥川賞受賞作で、男女の欲望、嫉妬、倦怠を冷静な観察で描く初期代表作である。性を通じて、肉体の確かさと精神の不確かさ、人間関係に潜む孤独を見つめ、戦後文学の新しい感覚を示した。
砂の上の植物群 (新潮文庫)
吉行 淳之介
父の死と、父に似た青年への意識をめぐって、血縁、性愛、記憶が乾いた緊張の中で絡み合う長篇小説。都市的で抑制された筆致が、登場人物の屈折した感情を浮かび上がらせる。
強力伝・孤島 (新潮文庫)
新田 次郎
「強力伝」は、新田次郎の処女作にあたる山岳小説。名峰・白馬岳の山頂へ巨石を背負い上げようとする山男を描き、極限の自然と人間の執念、職人としての誇りを力強く結びつけた作品で、第34回直木賞を受賞した。
或る「小倉日記」伝 傑作短編集1 (新潮文庫)
松本 清張
「或る『小倉日記』伝」は、森鴎外の小倉時代を追う青年と母の姿を描いた松本清張の芥川賞受賞作。無名の人物が資料を追い続ける執念と、その努力が報われにくい現実を通して、清張文学の出発点にある社会への眼差しを示している。
忍ぶ川 (新潮文庫)
三浦 哲郎
家族の暗い記憶を背負う大学生の「私」が、小料理屋で働く志乃と出会い、互いの傷をいたわりながら結ばれていく恋愛小説。清冽な抒情のなかに、生き抜こうとする切実さが流れている。