作品情報
国を滅ぼしかねない力の正体が、三代の物語を貫く。
朝日新聞出版の朝日文庫版として確認した。木下昌輝の第26回中山義秀文学賞受賞作で、美濃の国盗りをめぐる父子三代の物語を描く。
レビュー要約
-
父子三代の視点で道三像を更新し、戦国史の見え方を変える力が評価されている。
書籍情報
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 発売日
- 2023-04-10
- ページ数
- 568ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 2.2 x 10.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784022650948
- ISBN-10
- 402265094X
- 価格
- 1100 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
法蓮房は国盗りの大望を秘めて美濃を目指し、土岐家内でのし上がる。 野望を受け継いだ2代はついに美濃国を奪取し、斎藤道三を名乗る。 親子2代にわたる国盗りの大いなる武器「国滅ぼし」とは? その真実に行き着いた3代目の義龍の決断とは―― 従来の戦国史を根底から覆す瞠目の長篇時代小説 弘治二年(一五五六)、四月二十日―― 国さえもたやすく滅ぼしてしまうものが、大量に発見された。 美濃の地においてである。 奇しくも、この日、ひとりの男が討たれた。 まむしと恐れられた斎藤道三である。 国を滅しかねないものを集め、秘蔵した張本人だ。 より正確を期すなら、道三とその父親である。 道三の父親は美濃へわたり、異例の出世をとげる。 無論のこと、その影には国を滅ぼしかねない凶器の存在があった。 道三と法蓮房の親子二代の国盗りに、この凶器が暗躍する。 いつしか、道三と法蓮房らは凶器のことをこう呼ぶようになった。 国滅ぼし――と。
レビュー
-
美濃の蝮を語る。
ミステリー仕立てに、568ページにわたる物語。 松波高丸(祖父)、法蓮房(父)、斎藤道山、そして、豊田丸こと斎藤義龍(子)。 ”国を医(いや)す”とは。 銅を使った凶器、”国滅ぼし”とは何なのか。 ”父子3代の力で、国を医した”と語る。
-
面白い
思った通りのストーリーでした。
関連する文学賞
- 中山義秀文学賞 第26回(2020年) ・受賞