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かまわれたがりの春霞さん 隣の席のあの子は俺の嘘が好き (MF文庫J)

MF文庫Jライトノベル新人賞

かまわれたがりの春霞さん 隣の席のあの子は俺の嘘が好き (MF文庫J)

鶏卵うどん

片想い中の陸上美少女を恋人にするため、誠斗は嘘つき妖精デビと契約し、嘘でポイントを貯めて願いを叶える仕組みに参加する。大量のポイントを得るため、誠斗は自分の嘘を信じてくれる隣席の少女・春霞陽に目をつけるが、彼女は誠斗に好意を抱いていた。

嘘と願い片想い青春ラブコメ倫理と恋小動物系ヒロイン

作品情報

嘘で願いを叶えるはずの少年が、信じてくれる少女の好意に揺さぶられる青春ラブコメ。

受賞時の題名は『嘘末マスターと人魚姫』で、刊行時に『かまわれたがりの春霞さん 隣の席のあの子は俺の嘘が好き』となった。願いを叶えるために嘘を重ねる誠斗と、その嘘を信じる春霞の関係は、ラブコメの軽さの中に倫理的な居心地の悪さを抱えている。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。

レビュー要約

  • 嘘をポイント化する設定と物語の筋の通し方が評価されている。主人公の造形には好みが分かれるが、テンポよく進む構成と手堅いまとめ方が受賞理由として読み取れる。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2019-11-25
ページ数
296ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.7 x 15 cm
ISBN-13
9784040641928
ISBN-10
4040641922
価格
350 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

かまいすぎ注意! 片想い中の陸上美少女・大空真森を恋人にする為、嘘つき妖精デビと契約した誠斗は「嘘をついてUP(ウソポイント)を貯め、貯めたUPを消費して願いを叶える」というUPキャンペーンに参加する。だが、大空を恋人にするのに必要なUPはなんと100万! 大量のUPが必要な誠斗が目をつけたのは隣の席の小動物系女子・春霞陽だった。誠斗の嘘をなんでも信じる春霞に嘘をつき続ければ大量UPゲット間違いなしだけど、どうも彼女は誠斗を好きらしい。自分の恋を成就させるために自分を好きな女子に嘘をつくって、いくらラブコメでも倫理的にどうなの!? コンプラ的にも大丈夫!? はたして誠斗の青春の行方は?

レビュー

  • 惜しい作品

    魅力的な部分もあるが人には薦めにくいというのが正直なところ。 「嘘をついて嘘ポイントを貯めることで願いが叶う」というシステムは斬新で面白いし、後半のヒロインが主人公を好きになるきっかけや今までの心情が顕になるシーンは可愛くもあり切なさもあり感動した。 一方で序盤に主人公がついてしまった嘘告白はあまりにも不誠実で多くの人には受け入れ難いのでは。 また、商業上仕方ないのかもしれないが、2巻以降が刊行できるように無理矢理先延ばしにしたかのようなオチは残念だった。この作品はこの巻で完結させたほうが良かったように思う。 総評として、ちょっと改編することで一気に名作に変われただろうに惜しいなぁという印象でした。

  • ラブコメにしては不穏なイントロダクション。だが……

    本作はMF文庫Jの新人賞で優秀賞を取った作品です。 ですが出版前、受賞時には一部審査員から作品の倫理観を問われるなどして、物議を醸しだしていた問題作でもあります。それほどまでに設定が評価されたのだろうと思い、購入して読み始めましたが……なるほど、確かに冒頭で既に中々不穏な空気が漂う作品だと感じました。 主人公はウソを吐けばポイントがもらえ、そのポイントで願いを叶える事が出来るという妖精と契約し、物語が開幕しますが、その対象が「主人公に片思いをしている女の子」なのが非常によろしくない。「自分に好意を持っている騙されやすい彼女を利用してポイントを稼ぎ、最終的に狙っている女の子を落とす」という目標は確かに問題作と言われてもおかしくありません。人によってはここで嫌悪感を覚えて読むのを諦めるでしょう。 ですがそれも中盤までのこと。様々な事実や思惑が交錯していくなかで、主人公の気持ちや女の子達との関係に変化が起きます。最終章に突入してからは凄まじい速度で展開が進み、何だかんだで気持ちの良い読後感を与えてくれるのは新人賞優秀賞を受賞しただけはあると感じました。 物語を動かす舞台装置と、成長(反省?)していく主人公が面白い反面、ラブコメにおいて「ヒロインが可愛くない」という致命的な欠点もあります。個人的には絵も含めて終始気に入りませんでした。キャラ萌えを堪能したい人にはオススメ出来ませんが、手堅く纏まった良い作品です。

  • ストーリーはよかった。

    ラブストーリーの展開・転回はありきたりだけれど。キャラもパターン出尽くしているけれど。ファンタジー部分もよくあるタネだけれど。昨今のネタ事情を鑑みても、ラブコメはおもしろかった。ヒロインもまあ…良し。 ただ残念なこと、何ヶ所か他作品が露骨に窺えた。同様に、校正の問題ではないだろう成り立っていない文章があり不快感をもった。また、これは本当に個人的主張だけれど、締めくくりが気に入らない。社会事情は無視できるがw、あのオチは受け入れられない。売れれば2巻があるようだけれど、このストーリー、あそこから続かれても追っかける気にはなれない。不可解も残り、2巻ありきで書いていたのか。あとがきも意味不明。本当に残念。あれ? 良くなかったのか。

  • 色々と酷い作品でとても残念

    他レビューで言われている通り、主人公に一切感情移入できないのが最大の問題点。 倫理観が皆無でクズすぎるし嘘をつく理由も明確でないし嘘もつまらない。 くさい嘘松を繰り返しているくせに、自分に好意があると分かったヒロインに対して「自分は面食いだから陰キャは彼女にしない」と言っているブーメラン最低野郎。 ヒロイン2人もテンプレ要素を入れているものの可愛くない。 友人に嘘をつきまくる主人公が許せなかったとはいえ、いきなり竹刀で殴りかかってくるヒロインに魅力を感じることはない。まぁ主人公が腹立つので竹刀でしばかれたほうが良かったけど。 なにより、肝心の春霞さんに魅力を感じられない。何が問題なのか言語化しにくいが、おそらくキャラの不安定さのせいで人間味が感じられないことかも。 そして結末の酷さも低評価の理由。 1巻完結の物語として成り立っていない。 続編を意識させる程度は当然だし、物語はバッドエンドでもかまわないが、新たな問題を出して「人間関係ぐちゃぐちゃになっちゃったどうしよう」で終わるのは論外。 新人賞投稿時点でこの終わり方なのだと思うが、何故ここを改稿しなかったのかげせない。 そして最後の最後に追加攻撃してくるのが、あとがきの酷さ。 作者の妹を名乗って、何一つクスリともしない訳の分からない事を書き連ねている。 「鶏卵うどん子です。お兄ちゃんの処女作はいかがだったでしょうか? 春霞ちゃんに薄い本期待です」 ふざけすぎ。 意味がわからない上につまらない上に不愉快でした。 特に新人賞受賞者なのだから、あとがきでは出版に関わった方や読者に真摯に感謝して適当な小咄をするものだと思っていたが、あまりにもバカにされた気分になってしまった。

  • 設定は面白いと思いました。

    散々指摘されている所ではありますが、兎に角文章が読みにくいです。 本作品は妖精デビとの会話が脳内で行われる事が多く、その度に《》が使用されています。その為、ヒロインとの会話時には「」と《》とが入り交じる事になり非常に読みにくいです。地の文章をもう少し増やして欲しいと個人的には思います。 筆力に問題はありましたがストーリーや設定は面白かったです。

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