作品情報
全てを買えるカネがある。それでも買えない望みがある。
第30回ファンタジア大賞の大賞受賞作「カネで買える幸福」を改題して刊行された作品。奇跡を売買できる魔石通貨をめぐるバトルを、少年と少女の出会い、所有、幸福への問いに重ねて描くマネーバトルファンタジー。
レビュー要約
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独自の通貨設定を軸に、テンポのよさと伏線回収の勢いが評価されている。金融的な題材を物語としてわかりやすく処理し、主人公とヒロインの関係を戦いの動機へ結びつけている点が強みとされた。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2018-01-20
- ページ数
- 264ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784040725895
- ISBN-10
- 4040725891
- 価格
- 660 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
全てを買えるカネがある。それでも買えない望みがある。 あらゆる奇跡を買えるカネ「魔石通貨」。それを巡り戦う失井敗斗は、ある日勝ち取った資産に含まれていた少女メリアの持ち主となる。しかし彼女が秘めた価値は、果てなき争奪戦へ二人を導くほどに規格外のもので!?
●玖城 ナギ:第30回ファンタジア大賞〈大賞〉を受賞、同作を改稿・改題した本作「カネは敗者のまわりもの」にてデビュー。
レビュー
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素材は光る。が、何故こうなった。
マネーゲームを題材とした現代ファンタジー。 粗はあるもののデビュー作と言うことを考えれば、 個性的な設定と世界観は確かに良くできている。 が、その設定をぶち殺す!と言わんばかりに 貨幣経済何て複雑怪奇な仕組みを持ち込んだ所為で 物語に落とし込む段階でのブラッシュアップが 足りておらずツッコミ所があまりに多過ぎる。 特に、最後の戦いの肝となる仕組み。 金銭取引で勝敗を競っており、情報屋何て代物が そこそこの力を持っている設定の世界で、 自分より遥か格上の富裕層=勝ち組層。 しかも用心深く慎重だという描写もある相手が、 その仕組みについて事前に何の情報も握っていない。 何て、有り得ないと言う他ないではないか。 何せその仕組みを機能させるには不特定多数の協力者が必要で、 それらを繋げているのは金のみ、なのである。 秘密裏に伝播させるには時間が無さすぎるし、 大々的に情報を流せばもはやそれだけで詰みだ。 発想は良い。だが、明らかにもう2手程足りない。 奇策で勝った、と言うより突然相手が馬鹿になった。 と言う印象しか受けない訳である。 これでは盛り上がりも何も有った物ではない。 仮にも頭脳バトルを名乗るなら、敵を馬鹿にするのではなく 主人公ならではの発想で勝利と読者の驚きを掴んで貰いたい。 最早継続購入するつもりは無いが、将来性に期待して☆3。
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これで大賞受賞作?
アイデア倒れかな。この世界の細かい設定とかないと、世界観がわからず入り込めない。
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設定は面白いし光るものは感じるが、納得感に欠ける展開が多い
全てを買える《魔石通貨》を奪い合う戦いを描く作品。 文字通り『何でも買えるカネ』という発想は面白いし、それが存在する世界観の作り込みも上手いと思う。 ただ、実質的なメインである異能バトル要素にいちいち疑問点が付き纏うのがキツかった。 説明不足というか、定義が曖昧過ぎるので「それはアリなの?」という疑問が山ほど出て来る。 ※以下、一部ネタバレを含むので注意。 流石に、敵だと説明している相手に麻酔銃を撃つ行為を『攻撃と認識していない』とするのは無理があるのでは? 逆に殺意さえあれば反応するとか、判定ガバガバ過ぎというか今までよくそれで何も起こらなかったな。 主人公がそれを狙ってやったということは、事前入手可能な情報なんだろうし。 契約書は絶対だと言っているのに、一方の意志で書き換えられるという展開も意味がわからない。 契約相手の名前を自分の血判で訂正可能で、しかも相手の確認も無しで契約履行出来るならそれはもう何でもアリになってしまうのでは? 等々。 現状でさえ説明が多いのでこれ以上説明を付け加えるのは無理だったのかもしれないが、もう少しやりようはなかったのか。 ラストバトルの決着も、方法自体はともかく、これを『今まで誰も実現不可能だった』という点については疑問。 これに関しては理由も説明されているが、説明されている内容だけが問題だったなら主人公でなくとも実現可能だと思う。 これも、理由の表現が曖昧過ぎるがゆえに生じるものだろう。 反面、システム面や感情の描写は良く出来ている。 主人公たちが囚われている悲劇はなるほどと思えるものだったし、そのタチの悪さはゾクリと来るようなもの。 そしてだからこそこの結末は主人公の覚悟が無ければ実現出来ないもので、そういう意味で実に王道的な主人公をしている。 終わり方も、賛否は分かれるだろうが個人的にはとても好きだった。 それだけに、バトル面でのモヤモヤが本当に残念。 プラスマイナスが相殺……されきれずにややマイナス寄りの印象ではあるが、今後への期待も込めて☆3。
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大賞受賞作として見るにはややパンチ不足
ページを開いて真っ先に気になったのは,主人公をはじめとする主要キャラの名前で, ラノベというより児童向けマンガのようで,安易と言いますかちょっと幼稚という印象. また,何も持たない少年が,知恵と戦術だけで戦っていく様子は面白かったのですが, 『魔石通貨』や『市場取引』など,世界の根本的な設定や仕組みが今ひとつ見えづらく, 確かにカネは飛び交うものの,字面だけでマネーというよりただの異能バトルに映ります. このほか,夢を奪われた主人公が,少女との出会いで変わっていく姿はまずまずも, 彼を蝕む『呪い』とやらについては,そういうものとして語られるだけで曖昧なまま. ラストバトルでの相手の急なへたれっぷりや,取って付けたようなザコ連中も物足りず, いわゆる無双状態は爽快であった一方,いささか大雑把で駆け足だったのではと思います. 切なく,少し意外な二人の結末や,続刊の可能性も窺わせた最後には惹かれましたが, 大賞受賞作(第30回ファンタジア大賞)として見るには,ややパンチ不足に感じました.
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多少の説明不足感は在るものの読ませる作品である。
他のレビューでも書かれていますが、魔石通貨と呼ばれるものや固定資産や国など独自の世界観と現実の金融が混ざっていて、ビジネスの知識が’ないと理解に苦労する部分はあります。 が、その金融知識を理解出来ればストーリーとしても面白いですし、地の文もちゃんと読ませてくれます。あとヒロイン超かわいい。 ページ数が250くらいなので主人公や周りの登場人物一人一人の掘り下げ出来きれなかったり、世界観自体の謎も未解明のままな部分に物足りなさはあります。だからこそ、はよ次巻を・・・!!! アニメの「C」や「狼と香辛料」などのマネーファンタジーが好きな人はぜひ読んでみてほしいです。
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この作品の見所は何でしょうか?
20点。 新作の冒頭って基本見せ場を描くものだけど、その見せ場が「敵を嵌めた!勝った!」というワンシーンで終わります。 敵を嵌めるなら過程も大事なのにそれがない。 幾つかあるバトルも上記の通りで、敵も味方も思考描写がされないので「作戦を考えた!」→「成功or失敗!」という退屈な展開のみ。 なにより全体の1/3(約90ページ)が全く動きのないキャラ紹介と世界説明。 今時B級映画だってもっと見せ場用意しますよ。 これが大賞ってまともな作品が投稿されないか、編集の感性が死んでるのでしょうね。
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結末はとても好き
物語の結末はものすごく良かったが、 2戦とも最初は不利▶死にそう▶逆転 みたいな流れで読んでいてワクワクが少なかった。 ただ、世界観とストーリーは☆5
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大賞受賞作品と知り納得
表紙のヒロインが可愛い。 そんな理由で手に取った一冊ですが、すっかりハマってしまいました。 主人公がすごく魅力的で、気付いたら時間を忘れて一気読みしてしまいました。 展開は「なるほど」と思わされることの連続で、こんなのどうやって倒すんだ?というのをことごとく予想の上を行かれたという感じでした。 ファンタジア文庫の大賞受賞作と知って納得し、これがデビュー作と知って驚いたという感じです。 主人公とヒロインの関係性や掛け合いも面白く続きが気になる作品になりました。
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