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札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド (ファンタジア文庫)

ファンタジア大賞

札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド (ファンタジア文庫)

辻室翔

第31回ファンタジア大賞銀賞受賞作「死に損ないと心の見方」を改題した異能事件譚。超能力犯罪が増えた札幌で、白石区のみなすけ荘に暮らす能力者たちは自治組織として事件に向き合い、「死ぬと生き返る」能力を持つ藤坂工輝は、新住人・八野心の隠された悩みに触れていく。

超能力犯罪札幌再生能力心の秘密自治組織

作品情報

死んでも立ち上がる少年が、札幌の事件と少女の心に向き合う。

刊行時タイトルは『札幌市白石区みなすけ荘の事件簿 ココロアラウンド』。超能力を得た人々が代償を抱える世界を舞台に、札幌の地域性、能力犯罪への対応、少女が隠す能力と不安を絡めたボーイミーツガールとして構成される。KADOKAWA公式・版元ドットコムで文庫判328ページ、ISBN 9784040731711 と確認できる。

レビュー要約

  • 個性的な能力者たちのコメディと、心の傷に踏み込む重めの展開との落差が印象に残る作品として読まれている。勢いのある会話と、主人公のまっすぐな行動を評価する声がある。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-20
ページ数
328ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.7 x 15 cm
ISBN-13
9784040731711
ISBN-10
4040731719
価格
693 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

時々死んだりするけど――それでも誰かを助けたいんだ。 近年増加する超能力犯罪。みなすけ荘の住人たちは個性豊かな能力で、札幌の平和に貢献していた。今日も新たな事件に臨むなか、「死ぬと生き返る」藤坂は新入居者・八野心の“隠された悩み”にも直面することに――

●辻室 翔:第31回ファンタジア大賞〈銀賞〉を「死に損ないと心の見方」で受賞。

レビュー

  • ファンタジアっぽくない表紙だが、ちゃんとファンタジアだった

    一部の人類が超能力を使えるようになった世界で、死んでも生き返る能力を持った主人公が人助けをしたり超能力事件に立ち向かう。 ファンタジア文庫というよりはL文庫辺りっぽい表紙と思ったが、読んでみるとなるほどファンタジア文庫作品だった。 これは、ちょっとパッケージングが間違っているのではないかと思う。 霜月えいとのイラストは好きだが、これも一般向けに寄せている感じがして良さが損なわれている気がした。 しかし、内容としては面白かった。 基本はコメディタッチで、笑える部分が多い。 この点でも、真面目っぽい印象を受けるあらすじで損をしている気がする。 超能力も笑えるものが多く、真面目な超能力バトルでは全くない。 むしろコメディ好きにこそおすすめしたい。 ただ、終盤は流石にそれなりに真面目に超能力事件に取り組んでもいる。 洗脳方法が結局暴力というところに多少雑さを感じたが、そこ以外はよく出来ているように思えた。 真面目に取り組んではいても超能力がバカっぽいせいでシリアスになりきらないところも良かった。 まだ回収されていない伏線もあるようなので、続刊にも期待したい。

  • シンプルにおもしろかった。

    タイトルや表紙、あらすじからからSF(すこしフシギ)系と思わせて中身はガッチガチの富士見系コメディでした。 不条理な設定よりも不条理な登場人物と、その不条理さが所々で顔を出してシリアスなシーンでも油断すれば笑いを誘う。 懐かしさすら覚える富士見作品です。 そのコメディという舞台で良くも悪くも迷いのない登場人物が魅力的に描かれているのも好感が持てます。 洗脳の方法やヒロインのスイッチなど、少し安直だったり予想がつきやすい部分もありますが、内容が軽快なのであまり気になりませんでした。 北海道でなくとも都市部に出てびびるとかイオンとか、地方の田舎出身者には共感できるネタも多くて楽しめました。 あと真っ直ぐすぎて変態の域に突入してる男性陣に愛でられ翻弄される女性陣が非常に可愛いです。

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