日本の文学賞

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囚人諸君、反撃の時間だ (ファンタジア文庫)

ファンタジア大賞

囚人諸君、反撃の時間だ (ファンタジア文庫)

蒼塚蒼時

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-17
ページ数
344ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.7 x 15 cm
ISBN-13
9784040748399
ISBN-10
4040748395
価格
770 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

ファンタジア大賞〈金賞〉監獄から始まる下克上学園ファンタジー! 「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」 羊太郎 「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」 細音啓 絶賛!!! 魔術犯罪者を幽閉し、才能ある者を矯正する『アインズバーグ監獄学院』。 皇帝候補の少年・ライアンは冤罪によりこの地に送られ、 さらには魔力ゼロとして蔑まれる『絶唱者』と暴露されてしまう。 「出てやるっ! こんな場所、すぐに! 一瞬でッ!」 失意の中、同室になったのは魔族姫・ルナーラ。 魔族を憎むライアンだが、彼女の心を知り、ともに「反撃」を企てる協力関係に。 そのための秘策、ライアンだけが使える魔術の発動条件は―― 「……わ、私をもっと貴方に惚れさせなさい」 ――2人の仲が親密になることだった……!? 2人の絆が深まるにつれ、ライアンの魔力は強大になり、 学院内でその強さを轟かせ始める。 堕ちた英雄と、人類の敵・魔族姫。 監獄の最下層から、世界への反撃が始まる!

●蒼塚 蒼時:第35回ファンタジア大賞にて〈金賞〉を受賞。『魔王様は末代まで呪いたい! 元魔王と英雄の倅の人魔再統一物語』を改稿・改題してデビュー。

レビュー

  • キャラの個性と伏線の回収が上手い。

    主人公のライアンとヒロインのルナーラの過去を含めたエピソードの立て方が上手いと思いました。あと、個人的に各キャラの囚人服のデザインが性癖に突き刺さりました。

  • ルナーラ可愛い

    これらは監獄の中での物語。序章でしかありません。監獄という特殊な環境からどのように物語を展開していくのかこれからの物語を期待せずにはいられません。それは別として、少しチョロインかもしれませんがヒロインのルナーラが仕草が可愛いです。これで惚れたライアンは仕方がないところでしょう。

  • 二人の距離が縮まる様子と,その早さに違和感

    ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 魔力がなく虐げられる少年,対立する人族と魔族の二人など,既視感の強さは否めず, おおよそ先が見えがちで,おおよそその通りに,良く言えば手堅くまとめられるものの, 言い方を変えれば,目新しさには欠け,変わり映えのしない設定,そして物語に映ります. また,復讐を誓う幼き日や,冤罪を着せられて監獄にと,重苦しさを漂わせながら, 唐突なラッキースケベに,ヒロインの急速なデレ,さらにはそんな二人のデートなど, 人と魔の融和が一つの目的であり,男女二人でもあるので,わからなくはないのですが, 二人の距離が縮まる様子や,その早さには,応募作品であることを考慮しても違和感が…. 最後の最後で回収されるタイトルの方も,続刊が決まっているのかもしれませんが, 本巻の内容とはあまり合っていなかったようで,『あとがき』にて触れられる衣装も, カバー絵や口絵以外,物語においてはまるで影響を与えないので,印象には残りません. そもそも監獄も学院も,そういう場所と語られるだけで,存在感が乏しく感じられました.

  • 説明不足と不自然な展開

    ヒロインのルナーラは魔族の少女でかつては闇月王とも呼ばれた魔族の王でもありました。人類と魔族の共存を望んでいましたが、三十年前人類との講和会談のときある人物にハメられて冤罪を着せられ、アインズバーグ監獄学園に収監されました。三十年後の現在も実年齢は語られていませんが姿は少女のままです。つまり魔族の寿命は人間よりはるかに長いのです。これは最初に魔族について言及したとき絶対に説明しておかなければならないことです。それなのにしていないので最初にルナーラが「…服役して三十年目~」と言ったとき、三年の誤植だろうと思いました。 主人公のライアンは被差別層の絶唱者でやはり十一賢者(国のVIP)殺しの冤罪で監獄学園に収監されます。監獄学園では量刑は贖罪値といい授業や刑務作業を行うことで稼ぐことができます。つまり本人の能力次第では多大な贖罪値でも短期間で出所できる、超人墓場と同じシステムです。ライアンが出所のために必要な食贖罪値は1000万。三十年服役しているルナーラがこれまで貯めたのが5万。ライアンの罪がVIP殺しで彼が被差別層でもあることを考えると、きっとまともに稼いだら1000年はかかる数値なのだろう…。と思ったらP248で普通に授業や刑務作業に出るだけで、五年で600万は貯められると明言しています。ということは1000万でも普通に務めるだけで十年もせず出所できることになります! 賢者殺しの量刑ってそんなに軽いの!? それなら三十年も服役していておまけにほとんど贖罪値を使ったことがなかったのに、たった五万しか貯めれていなかったルナーラはよっぽど怠惰だったの!? サブヒロインで主人公の幼馴染のロルもよくわかりません。彼女は明るく絶唱者や魔族にも分け隔てなく接する心優しい少女です。そんな少女がどんな罪で監獄学園に収監されたのか? ライアンは監獄学園で偶然ロルに再開できたことには驚いていましたが、彼女が刑務所(少年院)にいること自体には驚いていませんでした。昔から犯罪を犯しても不自然でないところがあったのでしょうか? 生臭いところではライアンとルナーラは同室で同じ部屋で寝起きしています。それなのにライアンはルナナーラに欲情している描写が一切ありません。魔族に強い嫌悪と差別意識を持っていた前半はまだしも、彼女を女性として意識し出した後半にもそういう描写がまったくないのは不自然だと思いました。 全体的に説明不足と不自然な展開が目立ちました。絵師ガチャに恵まれなければ評価はもっと低かったと私は思います。

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