日本の文学賞

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VTuberのエンディング、買い取ります。 (ファンタジア文庫)

ファンタジア大賞

VTuberのエンディング、買い取ります。 (ファンタジア文庫)

朝依しると

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2023-01-20
ページ数
360ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.8 x 15 cm
ISBN-13
9784040748474
ISBN-10
4040748476
価格
770 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

『推し』の最期をプロデュースする救済と再生の物語―― VTuberアイドルグループ『星ヶ丘ハイスクール』所属の VTuber――夢叶乃亜。 彼女を推すことに青春の全てを捧げ、V界隈でも名を馳せていた高校生の苅部業は、乃亜の魂の醜態がネット上に晒され、大炎上したことで人生が一変する。 「おれはあの夜に死んだ……」 運営から推しの臨終を告げられ絶望した業は、高校を休学し一年後VTuberの炎上ネタを扱うブロガーとして日々を過ごしていた。 そんな業の元に『自分のVTuberを炎上させてほしい』という依頼を持ち込む美少女、小鴉海那が現れ――。 「これは人助け……いえ、VTuber助けみたいなものです」 『推し』の最期をプロデュースする救済と再生の物語。 第35回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞作!

●朝依 しると:第35回ファンタジア大賞〈大賞〉を受賞した本作にてデビュー。

レビュー

  • 器用で不器用な刈部くん。そして熱。

    まずね、主人公の名前。 刈部業だよ。通称カルゴくん。 この時点で一筋縄ではいかなそうな気配がビンビンするよね。 実際に素直じゃないんだよ。 だからと言ってひねくれてる訳でもないんだよ。 最初は、推しの炎上で心折れたカルゴくんがVtuberなヒロインちゃん達と接する中で徐々に前向きになっていく物語かと思ってたんだよ。次に来た印象はスカっとジャパン的なザマーかな。 でもね、そうじゃなかった。 そうじゃなかったんよ。 ザマーな面もあるっちゃある。 外せない要素の一つだと思う。 でも本質はそこじゃない。 読み進めるほどに物語に熱を感じ始めるんよ。 これが作者さんの熱なのかカルゴくんの熱なのかは良く分からんけれども。 言っちゃなんだけど推しが尊いのは当たり前。 もうね、カルゴくんも尊いんよね。 クライマックスなんか本当ゾワゾワくるよ。 それにしてもネタバレを回避しつつレビューって難しいね。 Vtuberの事なんぞさっぱり分からんって人でも、何かしら好きなものがあって応援してたりあるっしょ? ここ数年で○○ロスって言葉が産まれたけれども、そういったものと置き換えて読めば割と感情移入しやすいかなと。オイラがそうだったから間違いない。 Amazonレビューなんぞ書いたことのないオイラがこうしてちょいと推してみようかなって思えちゃう程度にはぶっ刺さってしまったので、もしもこれ見て僅かでも興味をそそられたのならばポチっちゃえば良いと思うよ。

  • 最大の推しを失った主人公の長い追悼の戦い

    VTuberの炎上や引退をメインテーマにした作品。 VTuberが引退する時、それを熱烈に推していたファン達はどう思うのか、そして推されていたVTuberはどう思うのか……そしてその喪失の後、どうすればいいのか。 あまり描かれることのないその部分に切り込んだ物語で、全体を通して強い喪失感に満ちており、読んでいて何度も泣きそうになった。 大きな喪失と、その後も続いていく人生。 傍からは「ただ好きなアイドルが引退しただけ」と軽く見られがちだけど、そこにはその言葉以上に大きな意味があったりする。 単に「アイドルとファン」と言っただけでは零れ落ちてしまう、確かな人間関係がそこにはある。 とにかくめちゃくちゃ面白かったです。 VTuberとかあまり詳しくない人こそ、読んだほうが良い傑作だと思う。

  • Vtuberの「終わり」に着目した作品

    華々しいデビューやバズりを題材にしたものが多いVtuber作品の中で、あえて「終わり」に着目した点が珍しい。 炎上、運営とのいざこざ、活動への限界・無気力etc.様々な理由で活動に終止符を打つVtuber。唐突な別れも珍しくないVの世界で、主人公は彼女らに別れの場、自らの手で活動に終止符を打つ場を提供する。 中弛みもなく終止面白い作品だった。また、実在するVtuberを容易に連想させないようキャラ設定がなされている点も高評価。 簡潔なタイトルのラノベにハズレなし。

  • vtuber住人たちの熱い物語

    vtuberの推しの物語。 ここまで熱くなれる世界がある物か。 コメントする住人たちの勝手わがままぶりがすごい。 ちゃんと常識的にやっている人もいれば、 ただ欲望のまま垂れ流す人もいて嫌悪感を感じることもある。 そのなかで、vtuberやる人の胆力とそれを応援する人の エネルギーをみさせてくれました。 現実にもこんなにあつく語れるものでしょうか。 つまるところ救われたような気もします。 ここの登場する人たちはいい人ばかり。 作者の人柄もでているように感じられます。 次回作も期待したい。

  • キャラに魅力がなさすぎる。

    いや本当に酷い。キャラに魅力がなさすぎる。まずヒロイン(?)の海那ってキャラはなんでもかんでも主人公に頼りすぎ。図々しいにもほどがある。 そしてvtuberの友達を救ってくれと無理やり頼まれ渋々うけようとしたら、まさかのその友達がクズ。主人公のことを「珍獣」だの「変なやつ」だの「付き合う相手は選んだ方が良い」だの暴言言い放題。ちなみに炎上した後、手を貸してもらってもこんな感じ。ずっとクズ。それで主人公は自分(その友達)にその気がないなら仕方ないってことで放置したら炎上。ヒロインは主人公の家に凸って何で助けないんだの言いたい放題。自分の正義感に他人を巻き込むなって感じ。 ここまでキャラクターに魅力がない作品は本当に珍しい。部屋も勝手に荒らすし。キャラが可愛ければ何をしても良いって作者は思ってるんだろうか

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