作品情報
隣国の女王から求婚された学生が、戦争に頼らない国の再建を目指すファンタジー。
戦争に頼る隣国の女王から求婚された学生が、飢餓と負の連鎖を断つため経済による国の再建を試みる。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2024-09-20
- ページ数
- 344ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.7 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784040754161
- ISBN-10
- 4040754166
- 価格
- 792 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
女王陛下の求婚から始まる戦争をしないための戦い 「君、私の婿になる気はないか?」 国や領地をも家と見なし管理・経営する『家政学』専攻の学生ウィルは、略奪・戦争国家と批判していた隣国オノグルの女王イロナから初対面にもかかわらず突然、求婚される。 「この国を、戦争以外の方法で飢餓から救いたいのだ」 イロナの真意を知り、ウィルはオノグルで半年間過ごすことになるのだが、王宮の使用人たちにすら敵国の人間として扱われ味方は一人もいない状況で……。 家族を殺し、殺され、他国を憎み、憎まれる負の連鎖を断ち切ることはできるのか。 婚約式から靴や貨幣作りまで、剣を持たない少年の戦争回避術!
●逆巻 蝸牛:第36回ファンタジア大賞〈銀賞〉を受賞した本作にてデビュー。
レビュー
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これは面白かった。周りを固める要素が秀逸。
家政学という、一族の繁栄の為の経済学を国家という広義に広げた学問を首席で修めたウィルが、戦闘国家オノグルの女王イロナから、その頭脳を見込んで求婚されるというお話。 一見蛮族に見えるオノグルの窮状とイロナの優しさと苦悩を目の当たりしたウィルが一肌脱ぐという、経済を主軸にした物語となっている。経済をテーマにしたラノベはいくつかあるが、貨幣の価値に言及したのは珍しく、それを改鋳の際に今までの物語の流れを組み入れたのは面白かった。 1冊の中に国家単位の謀略・裏切りがあるだけでなく、個人間なんならウィル自身にもある敵国にされた恨みを、いかに自分の中で折り合いを付けて未来のために進んでいくという、難しいテーマを丁寧な描写でわかりやすく書かれており、非常に読みやすく良質のエンターテイメントに仕上がっている。 女王イロナとウィルの控えめなのだが、お互いを信じ慕い合うラストは素晴らしいの一言。 最後の最後、良い所で最高の演出を見せてくれた。
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内政もの
経済要素の強い内政もの 地に足ついているというにはいささかご都合主義だが、エンタメ性を考えるとちょうどいい ラノベらしいケレン味のあるキャラもいる
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ほっこりしました
ストーリーやバックグラウンドも良く練られていると思います。さすがは受賞作。続編は出ないのでしょうかね。
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努力家主人公の婿入り物語
チート無し努力家主人公に強力ヒロインという組み合わせですが、主人公が強くなっていく訳ではなく、賢く周りを理解していく終始ポジティブ思考ストーリーなので、とても面白く読めました。ヒロインサイドの語りで進んでいたらと思うと、結構シビアな物語です。
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なかなか良かったです
戦うのではなく、内政と外交でなんとか国を立て直していくというタイプのお話です。 全体のお話の流れもしっかりしてて、大変面白く読むことが出来ました。 次巻もありそうかな、楽しみに待ってます。
関連する文学賞
- ファンタジア大賞 第36回(2023年) ・銀賞