作品情報
最悪の印象で出会った天才大学生と文学部の才女が、互いの意外な一面に惹かれていくラブコメディ。
第36回ファンタジア大賞銀賞を受賞した大空大姫の「くずとビッチ」を、『ナメてるお嬢を俺がわからせた』へ改題して刊行した作品。対立から始まる九頭竜王子と美地原三姫の関係を、会話劇を軸に描くラブコメディである。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2024-07-20
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.5 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784040755038
- ISBN-10
- 4040755030
- 価格
- 792 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
その男。クズで最低にしてーー会う女性全てを惹きつける『天才』 イケメンながら処女厨・クズと評判の大学生・九頭竜。彼は友人の紹介で、同級生・三姫とデートをすることに。美人だが、男にマウントを取ることしか考えてない彼女は……徐々に理解する。九頭竜の秘めた完璧さに!?
●大空 大姫:「くずとビッチ」にて第36回ファンタジア大賞銀賞受賞。
レビュー
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登場人物がみんな癖が強い!
登場人物がみんな癖が強い! 特に妹、一瞬ウザっとおもうんだが、可愛らしさのバランスが素晴らしい。 メンヘラ気質なんだけど、ちゃんと想いもしっかりしてて、この話にかなり良いスパイスを与えてるのは本当にGood 主人公【九頭竜王子】が一瞬とんでもない思考の持ち主なんだけど、芯があるのでどんどんかっこよく見えてくるのが不思議である、なるほど、これが『わからせた』なのね。 二人語りは好きな書き方(女の子の視点がなんだか可愛らしい?)なので、どんどん『わからせ』られるヒロイン【美地原三姫】の心情を見てくれ。 続刊楽しみ。 さてこの妹の前に無事な完結が迎えられるのか?乞うご期待
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天才らしいがその詳細は不明
噛み合ってるようで噛み合っていないラブコメ 軽快な掛け合いは面白かった。 ただ全体を通して引っかかったのが、主人公の九頭竜王子は天才を自称し、周囲のキャラもそれを素晴らしいと評している。 しかし、なんと最後まで具体的に何が素晴らしいのか、読者には明かされないのだ……。少し言及されるものの、「友人の会社にアドバイザーとして協力している」「妹のために会社を作った」「自ら大金を稼いでいる」これだけの情報しか出てくることはない。それがどんな会社でどう運用されているのか、どの程度の規模なのか、どの程度収入を得ているのかなどは一切不明。 筆者からすれば九頭竜は素晴らしく天才なのかもしれないが、設定のガワだけお出しされてもその中身が開示されない限り、読んでて主人公が素晴らしいとは感じなかった。 恐らく本作は性格や言動に多少難ありだが、それを補ってあまりある「天才」によって、お嬢様をわからせる主人公を魅力的にしたいのだろうが、その主人公の魅力に説得力がないってどういうことよ。 核の部分が死にかけてるぞ。 悪役の配信者を蹴り入れて、スマホを壊して逃げた後始末も友人がやってるし、竜くんならより完璧に解決したよとは言うが、そのどう完璧にやるのかを教えて欲しい。 ここでも主人公の天才さは読者に伝わってこない。後先考えず相手を蹴って、スマホ壊して逃げて爽快だったで終わり。 恐らく唯一の山場と言える山場だが、悪役の仕立て方も処理の仕方も、筆者の都合で雑に作られてる感が強くスッキリしなかった。 加えてタイトルからして、メインはお嬢をわからせる主人公(九頭竜)だろうが、お嬢こと本作のヒロイン美地原にも魅力を作れたであろう、九頭竜の妹である真白と向き合い歩みを進ませる、別の山場ともなりえたシーンをまさかの全カット。 だから過程を省いて結果だけを見せるんじゃないよ。真白が前を向いたのに全く感動しないぞ。 そもそも善性こそ垣間見えるものの、美地原が基本性悪なせいで、妹の真白の方が魅力的に感じるのはバグかな? 最後に軽く調べてみたところ、本作ファンタジア大賞の銀賞に選ばれてるらしい……。 審査員の目ぇ腐ってんじゃないですかね。
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