探偵はぼっちじゃない
中学3年生の緑川光毅は、満たされない思いを抱えながら夏休みを過ごしている。謎めいた同級生の星野温に推理小説の共同執筆へ誘われる一方、新任教師の原口は自殺サイトに自校の生徒らしき人物が出入りしていることを知り、生徒と教師それぞれの孤独な日々が一つの謎へ結びついていく。
作品情報
中学3年の夏に生まれた、孤独と創作が交差する青春ミステリ。
『探偵はぼっちじゃない』は、坪田侑也が中学3年生の夏に書いた原稿をもとにしたデビュー作で、第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作である。推理小説を書こうとする少年たちの物語と、自校の生徒を救おうとする教師の物語が並走し、学校という小さな社会で「ひとり」にならないためにもがく心を、ミステリの形で描き出す。
レビュー要約
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読者からは、受験期の閉塞感や友人関係への不安が等身大に描かれている点を評価する声が目立つ。構成や人物造形に若さを感じるという指摘もあるが、その青さが作品の切実さと結びついていると受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2019-03-28
- ページ数
- 352ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.3 x 2.4 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784041077566
- ISBN-10
- 4041077567
- 価格
- 2490 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
君となら、最高の謎(ミステリ)が作れると思うんだ。 生徒と教師、それぞれの屈託多き日々に降りかかった「謎」がやがてひとつとなったとき、何が起こるのか。中学3年の夏休みに書かれた、瑞々しくも企みに満ちたミステリ! 第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
●坪田 侑也:(つぼた・ゆうや) 2002年、東京生まれ。現在、私立高校在学。『探偵はぼっちじゃない』で第21回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し作家デビュー。
レビュー
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豊かな才能
みずみずしい感性、60歳近い自分にもこんな時があったなぁと思う。 細やかな描写とひそかな企みに驚かされ、そして大事なもの。たしかに涙が出ました。 作者さんがもっともっと人生経験を積んだらどんな話が読めるのだろう。 本当に楽しみに待っております。
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出会えてよかった。
高1の息子が読んでくれました。
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小説の先生は、小説。
デビュー作ですが私小説の範囲に止まる事の無い文書力は見事。それぞれの登場人物からの目線で物語りの展開に変化が与えられて読み飽きる事も無かった。後半の動機に関する部分には説得力に欠ける様に感じた。また、書きたい内容をもう少し抑えても良かったのではと感じた。今後の取材と人生経験による次回作に更に期待する。
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二度読んだ方がより楽しませてくれるね
息子の同級生が書いたものだが、家族で楽しませてもらった
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ほんとに15歳⁈驚愕!
一気に読んでしまった。彼の次の作品が待ち遠しい。
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15歳の文才
僕は本が苦手だった。文庫本すら読むのに苦労していたのに この本は僕にそんな感情を与えない凄い作品だった。 学校で授業と授業の間の10分間 や昼休みにこの本読んでいた。 読み始めたら周りが聞こえないくらい熱中して読んでいた。 休み時間が終わっても本が閉じれないくらいで、続きが気になりながら話を聞いていたこともあった。 15歳 発想力、創造力、表現力が極めて天才的である。 世間の文学を覆すような作品だった。
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初めて泣いた
初めて泣いた。 自分は自他共に認める本の虫であり、今まで相当な数の本を読んできた。しかし一点、小説を読んで、泣いたことがない。理由はよく分からない。仮に泣くことがあったとしたら、きっとその本が僕の長年にわたる読書生活の1つの目標地点、そして重要な通過地点ともなるのだろうが、それがくるのはまだまだ当分先だとなんとなく決めつけていた。 違った。 僕はこの小説で、初めて泣いた。嘘ではない。深夜のベッドの上、ページをめくる手は止まらず、気がついたら泣いていた。 2人の少年と2人の教員、同じ世界でのそれぞれの行動、夏を舞台にした彼らが引き起こす物語に、涙した。 著者は弱冠15歳にして、心理描写における圧倒的才能を持っている。中学生の夏、僕が見抜いた彼の力は僕を裏切らなかった。これからの更なる活躍が楽しみだ。 次にいつ、僕は泣ける小説を読むのだろうか。それは案外、近い将来なのかもしれない。