作品情報
冲方丁の受賞作として記録される『光圀伝』。
『光圀伝』は、冲方丁による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。 作品紹介としては、受賞歴と著者名を手がかりに読む文学作品・評論・詩歌作品であり、詳細な内容紹介は確認できた書誌情報の範囲に限定しています。
書籍情報
- 出版社
- 角川書店
- 発売日
- 2012-09-01
- ページ数
- 752ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 4 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784041102749
- ISBN-10
- 404110274X
- 価格
- 2518 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。異才が放つ時代小説第二弾!
1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞を受賞。09年、初の時代小説『天地明察』を刊行。同書で第7回本屋大賞、第31回吉川英治文学新人賞などを受賞。
レビュー
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そうか、伝記はSF小説か。
・感動した部分 なるべくしてなる。生きる力(生命力)の高さと、一途な素直さ。どうやるか、どうなるかで悩まず。どうしたいか、それは道理にかなっているか。それで考える。 ・新しい発見と強み 鍛えるべき時に鍛え、悩むべき時には悩む。相談する。持つべきものは友。同志、仲間。語る仲間がいるというのが、うらやましい。 ・推薦する読者層とその理由 青春まっただ中の人
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読む方も覚悟がいるようです‼️
相当な長編なので覚悟はしていたが・・読み終えどっと疲れてしまった。そう考えればこの作家のエネルギーは凄いとしか言いようが無いようだ。 TVの「水戸黄門」のイメージしか無かったので、これがフィクションなのかノンフィクションなのか判別する知識は持ち合わせていないが、まさに伝記と言っても過言ではないリアルさがあり、また歴史の教科書に出てくる名前が次々に出てくる事もあり大いに楽しませてもらった。 ただ、正直、読み終えるのに相当な時間を要したのでもう少しコンパクトにしてもらえれば気力も続くのだろうけど・・まあそれがこの作家の矜持なんだろうからあまり我儘も言えないが(笑) それにしても、これまで持っていた徳川光圀の人物像のイメージの違いには驚かされたが、併せてその超人ぶりに感銘を覚えている。一方、周りの登場人物もそれぞれ個性豊かでさらには「天地明察」の登場人物と被る所や安井算哲にかけた光圀の言動の背景が垣間見れる所がとても面白く感じた。 好き嫌いがもしかしたら分かれるのかも知れないが、なかなかの大作である事は間違いないようだ。
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常在としたい書!
・光圀を扱った歴史番組を視聴するまで、作家も作品も知らなかった。番組で作家が語る光圀は、大日本史の編纂のみならず、所謂武断から文治への幕政転換に貢献するとともに、藩主としても統治に長けた大人物、との評で、手始めに地域図書館で借りて、読み始めた。 今時珍しい程の大部一冊完本、それも因ではあるが、光圀の煩悶を描いて、人の生と死、その在り方が論じられ、しかも時代を超えた深みもあって、一々考えさせられ、とつおいつ思案の読み進めとなった。特に生き切ることの肝要と、「人が生きたという事実は、永劫不滅なのだ」の、死してなおその生は残るの謂いに、新たな拠り所を得た思いで、手元に置く書として、購入した。
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人より長生きすることの辛さと相克
自分より先に逝ってしまう人々への哀惜と、それを儒学で乗り越えていこうとする愚直な男のドラマなのだろうか。正直盛り上がるところの無い長いだけの小説だという印象。ただ光圀が歴史を語ろうとした内面の欲求はここら辺なのかと感じられた。合本だが、おまけは不要。
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大河ドラマを観通したかのような、読み応えと感動を味わえる歴史エンタメ
同著者の本屋大賞受賞作「天地明察」がとにかく面白く、同書において光圀が重要な役割を果たしていたこともあって、期待して読んだ。エンタテイメント性では「天地…」の方が上回るように思うが、大河ドラマを観通したかのような読み応えと感動を味わえた。 主人公を光圀はもちろん、全ての登場人物が生き生きと描かれていて、各人の生きざまに感情移入してしまう。歴史に詳しい訳ではないので、どこまで史実に即しているかはわからないが、なるほどこの部分がドラマ「水戸黄門」につながるのだな、と思える場面がでてきて楽しい。また物語後半「天地…」とクロスオーバーするシーンには思わずうれしくなった。 光圀が世代を引き継ごうと苦闘するところは、現代企業におけるカリスマ後継者からの世代交代の難しさと共通しているようだ。
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長すぎだろ、と思ったがその長さが必要な小説でした。
主人公は水戸光圀ですが、この小説から得られる主題は「生と死」「使命と継承」などなど、結構なボリュームです。 特に「死」に関する記述は、現代人が知っておいたほうが良いことがたくさん書いてあります。 というのも本当に「死」が非日常になってしまっているので、身近な人の「死」によって人生が狂う人が多い気がするからです。 そして「仕事」に関する記述は見事ですね。美事か。 自己啓発が流行ってから後、「成功」することが人生の目的のような自称ポジティブシンキングな人がたくさんできてきましたが、本当に考えなくてはならないのは「事業の継承」です。人一人が本当に全力で現役生活が送れる時間なんて10年も無いと思います。 最初は「この小説、この長さいらないだろう」って思いながちょっとイライラして読みましたが、読みやすい文体と、飽きさせないストーリ展開(本当に、小説の中で見事にイベントがつながっていくので飽きません)で読み切ることができました。 この著者、もっとすごいものを書き上げる気がします。 私が死ぬまでに発表されることを願います。
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歴史通になった気分になれる小説
水戸の黄門様は時代劇のイメージが強過ぎて、実在の人物ということを半分忘れていました。 後書きにあるように、時代考証に沿った箇所をフィクションを織り交ぜているということは分かってはいますが、黄門様は実はこんな人だったんだよ、と知ったかぶりをして友人にしゃべりたくなるような自然なフィクションでした。 子供の頃のエピソードは、私にとっては若干たいくつで、小説の世界になかなか入り込めませんでしたが、読み終えてみると、あの設定がここで生きるのか、というのがあちこちにちりばめられていました。 冲方さんの小説を読んだのはこの本が初めてでしたが、他の本も読もうかな、という気持ちになりました。
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黄門様が若いころ・・・・
とても面白く一気に読むことができました。
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