日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
代償 (単行本)

山田風太郎賞

代償 (単行本)

伊岡瞬

『代償』は、伊岡瞬による小説の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。

受賞作記憶人間関係社会葛藤

作品情報

『代償』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。

伊岡瞬の『代償』は、小説として記録されている受賞作である。単行本または収録書の書誌情報を確認し、識別子を記録した。作品紹介では、物語や詩歌が扱う関係性、記憶、時代感覚を中心に、公開情報から確認できる範囲で整理している。

レビュー要約

  • 題材の切り取り方と人物描写を評価する声がある一方、静かな展開や重い主題をじっくり読む作品として受け止められている。

書籍情報

出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-03-25
ページ数
387ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784041107102
ISBN-10
4041107105
価格
2485 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

不幸な境遇のため、遠縁の達也と暮らすことになった少年・圭輔。新たな友人・寿人に安らぎを得たものの、魔の手は容赦なく圭輔を追いつめた。長じて弁護士となった圭輔に、収監された達也から弁護依頼が舞い込み。

レビュー

  • キングオブサイコパス

    これは面白い。胸糞悪さも、この内容なら受け入れる。作者の人格を疑う(褒めてる)ほど、サイコパスを描ききっている。

  • オススメします

    読みながら、主人公の少年の幼少期の所辺りで ちょっと読むのが辛くなり 途中で読まずに放置してしまっていたのですが、再度読み始めたら やめられず朝まで一気読みしました。 達也の性格が、北九州連続監禁殺人の松永とダブリ 怖くなりました。。 悪に産まれた人間ってやっぱり居るんですよ、きっと。 とても苦しく、時々涙ぐみながら読みました。是非!

  • 何回読んでも凄くストーリーです。

  • 前半のボルテージが後半に繋がっていかない(ネタバレなし)

    二部構成になっている本書、一部での不幸な子供時代の描写はだいぶ悲惨なもの で目を背けたくなる程です。そんな過酷な経験をした少年がこの先どうなってし まうのか?という興味により読むのを止められなくなるくらいに没頭しました。 現実世界で起きた凶悪事件の例を見てもわかる通り、物語の中心となる達也の造 形も今ではテンプレ的なものではありますが、世の中にはこのような人間がいく らでもいて、身近に潜んでいるのかもしれないと考えるとやはりゾっとします。 ただ二部の法廷劇になると温度差を感じました。色々あって、過去の事件の証拠 を集めたり推理をしたりするのですが、そんな取って付けたような謎解き要素は いらなかったし、終盤の展開も駆け足での辻褄合わせに見えてしまいました。 主人公が弁護士になった理由もよくわからず、何事に対してもあまりに受け身で 感情に乏しいため魅力が感じられません。一部であれだけの過去が描かれた主人 公が、強い意思で物語を引っ張っていかないとダメなのではないかと思います。 とはいえテンポ良く一気読みさせる勢いと、興味を惹かれる設定は捨て難い所で もあります。貴志祐介「黒い家」や高田侑「汚れた檻」のような、関わってはい けない人間と関わってしまった事による恐怖や絶望を求める方にはお薦めです。

  • ヘビーです

    達也のサイコパスさや道子のグロテスクさが秀抜で恐ろしい世界にぐんぐん引き込まれました。圭輔があまりにも小心者でヘタレでちょっとイライラします が、それがこれだけ悲惨な目に遭った人のリアルな人格形成なのでしょう。 こんな悪そのもののような人間が本当にいるのであれば、できるだけ関わりにならずに生きていけることを祈るしかありません。

  • 涙が止まらなくなりました。

    両親を失った悲しみを感じる事すら許されない様な過酷な環境の中に置かれ、あまりにも傷付き惨めな思いをし過ぎた故に、人生を諦め感情を押し殺して生きようとする圭輔。 彼を救った親友の存在。 最後に歩道橋を歩きながら、辛く苦しい毎日にほんの僅かな光が差す様に、親友と過ごした楽しかった頃を思い出す場面が素晴らしくて、救われた気持ちになりました。

  • 良かったです。

    とても奥深い内容でしたがすんなりと読破出来ました。お勧めの一冊です。

  • 最近見た中で一番面白いミステリー作品

    ハラハラしながらラストまで読みました。 続きが気になってしまう作品なので、少しづつ読み進める感じになれません。一気読みしたくなる作品ででした。 面白かったです!

関連する文学賞