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異形探偵メイとリズ 燃える影 (角川ホラー文庫)

横溝正史ミステリ&ホラー大賞

異形探偵メイとリズ 燃える影 (角川ホラー文庫)

荒川悠衛門

漫画家志望の少年・秋人が怪異に襲われ、失踪した兄の行方を追うなかで、探偵メイとリズが異形の影を追うホラー・ミステリー。

ホラーミステリー怪異探偵少年

作品情報

異形と兄の失踪が結びつくとき、驚愕の展開が待つ。

第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。2022年10月にKADOKAWAから刊行され、怪異と家族の失踪を軸にしたホラーとして電子版でも配信されている。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2022-10-24
ページ数
304ページ
言語
日本語
サイズ
10.7 x 1.2 x 15 cm
ISBN-13
9784041130032
ISBN-10
4041130034
価格
748 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究

第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作! 漫画家を目指す高校生の秋人(しゅうと)はある晩突然、不気味な「何か」に襲われる。直後、唯一の理解者の兄が行方不明に。兄を捜すべく訪れた奇妙な探偵事務所で秋人は、奇怪な存在「異形」を追っているという所員のメイとリズに出会う。リズの目には、秋人に取り憑く異形の影が映っていた。異形と兄の失踪、そしてリズたちが追うある人物。全てが繋がったとき、驚愕の展開を迎える! 第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>受賞作。

●荒川 悠衛門:静岡県富士市出身。2020年、『ナルキッソスの怪物』で第6回ジャンプホラー小説大賞<特別賞>受賞。2022年、『めいとりず』で第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>受賞。

レビュー

  • ジャンルに迷う作品

    序盤はホラー寄りで後半はミステリー?寄りな感じ。群像劇っぽい要素もあり。 ホラー要素はそこまで強くないので初心者向きではあるものの、 異形の表現には作者のこだわりっぽい部分があって面白かったです。 デビュー作とのことで色々な方向に伸びしろを感じる作品でした。

  • 中身は良いけれど、詰めこみすぎで残念。

    秋人くんが最後の選択で、自分の答えを叩きつけるクライマックスがとても素晴らしかったです。「取り憑いた相手に二者択一を強いる」双子百足も非常にユニークで、作者様の中にはこれに匹敵するアイデアが、まだまだあるのではないでしょうか。 ただ、怪異のたぐいを「異形」という独自の概念でくくり、「三つの法則」やカテゴライズ化で分析済みなので、ホラーというよりは現代ファンタジーにジャンルが近いと感じました。キャラクターはイカと愛花が好きです。 本作は複数のストーリーラインが存在しますが、それが収束しきらずとっ散らかったまま終わってしまったのが残念でした。兄を起点に交差する秋人と美世は、親に抑圧された家庭環境などの共通点もあり、その間で生まれたドラマが非常に良かったので、ここに絞って描いたストーリーを読みたかったです。

  • 「異形」のせいでかえってホラーっぽさがなくなったような・・・

    ホラーのイメージって、得体の知れない何かが忍び寄ってくる恐怖とか、不気味なものが這いよってくる気味悪さにゾワゾワして眠れなくなるのが怖くなって読むのをやめたくなるような、そんな雰囲気を作り上げていくものだと思っていたのですが・・・ 「不気味な何か」はただキモいだけ。 サクサク話が進んで肉弾戦やアクションシーンが目立つ。 戦前の某有名スパイもそのキャラが登場する章も浮いている。 「異形」だの地方の旧家の約束事だのを取っ払って、「リズが追っているある人物」の異常と正常の狭間をゆれる心理にじわじわ迫っていった方がよほど怖い話になったと思う。

  • 是非ご一読いただきたい

    この分野は普段読みませんが、本好きの友人に勧められて購入。 表紙のラノベ感に若干の抵抗がありましたが、中身はしっかりしてました。 この分野がお好きな方もそうでない方にもオススメできます。 デビュー作ということで作家さんには今後も期待しています。

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