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子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫 か 2-1-1)

スニーカー大賞

子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫 か 2-1-1)

玩具堂

成田真一郎、通称なるたまは、生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」へ入ることになる。学園の日常に持ち込まれる相談を、会話と推理と少し変わった人間関係で解いていく青春ミステリー。

学園ミステリー相談室会話劇青春日常の謎

作品情報

迷える生徒の悩みを、なるたまと子ひつじの会が会話で解きほぐす。

受賞時タイトル『なるたま〜あるいは学園パズル』は、刊行時に『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』として出版された。主人公のなるたまが、生徒の悩みに向き合う「迷わない子ひつじの会」に関わり、学園内の小さな謎を解いていく。軽い語り口の中に、思春期の迷いや人間関係のこじれを含ませたシリーズ第一作。

レビュー要約

  • 会話を中心に進む謎解きと、思春期らしい悩みの扱いが特徴として読まれている。派手な事件よりも、相談の奥にある感情を拾う作風を楽しむ声がある。

書籍情報

出版社
角川書店
発売日
2010-10-30
ページ数
273ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784044748258
ISBN-10
404474825X
価格
1 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

成田真一郎(通称なるたま)が放り込まれた、生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。風変わりな相談第一号の結果が評判で大盛況だが、その立役者は相談会の隣の部屋で出会った「仙波」にほかならなかった!

レビュー

  • お悩み解決、学園モノ!

    角川スニーカー大賞受賞作品! かつ、早くもメディアミックス化ということで、手に取りました。 そして、パラパラと挿絵と冒頭だけ読んで購入に至った次第です。 お話としては…… 生徒会主催で学生の悩みを解決するために設立した「迷わない子ひつじの会」が舞台。 生徒会書記「成田真一郎」は、学生から寄せされる悩みを解決しようとするが、どうにも解決の糸口が分からない。 そんな時に、出会ったのが生徒会とは全く関係の無い「仙波明希」だった。 といった感じでお話が始まります。 この作品は「起承転結」が分かりやすい展開になっていて。 ・起:学生から悩み相談がある ・承:生徒会で考えてみるが、答えが分からない ・転:仙波明希に聞いてみる ・結:問題解決&エピローグ といった流れでお話が進んでいきます。 今回は4つの悩み相談があるのだが、時間軸は繋がっているため、別の悩みではあるが、所々で接点があるため、ひとつの物語として読むことが出来る。 この作品の魅力は「パズルのような難問」と「登場人物の心情描写」だと思います。 お悩み相談ということで、パッと簡単に答えが出ないため(少なくとも自分は直ぐに答えが分からなかった……)、推理ものよりライトで、どちらかと言えばパズルのような感覚で考えながら、読み進める感じで面白い。 それとは別に、登場人物の心情が丁寧に書かれていて。 人間の感情がいかに曖昧で、不明瞭なものであるかを描いている辺りはさすが大賞だなぁと。 ラノベでありがちが、あからさまなツンデレのような照れ隠しとは一線を画している気がします。 この作品はまだ続くようなので、同じような展開でずっと続いていくのか、それとも何か変化があるのか!? 次巻が気になる作品です! 個人的には、剣も魔法も爆発も無い普通の学園モノですが「推理があり」「キャラが立ち」「ラブコメ要素あり」なエンターテイメント性の高い作品だなぁと思いました♪

  • 期待せずに読んだら期待以上には良かった

    安楽椅子探偵もの、探偵はひねくれた少女、とくればもうテンプレ極まりない作品です。 が、本作の場合持ち込み先が生徒会のお悩み相談室ということもあり、よくある他の探偵もののように殺伐とはしていません。 謎そのものは正直たいしたことがなく、鋭い推理とかそういうのはあまりありません。 というか探偵役より頭の良い人物が普通に出てくる時点で、完全なミステリとしての方向性は放棄されています。 ですがそこらへんのゆるいところが、持ち込まれる相談とちょうど相場が合っている感じです。 恋愛相談にじっちゃんの名を賭けられても困るってものですよ。 相談への応え方も少し変わっており、ホームズ役は論理的に回答そのものを答え、そしてワトソン役がそれを相談相手に対して適切な(とワトソン役が思っている)形で応えるという二段構えになっています。 これによりホームズ役が単純にワトソン役に道を指し示すだけではなく、二人が共に相手に影響を与えていくという物語の深みが出てきます。 まあ深みってほど深い話でもないですが。 あとホームズ役が二人に分かれただけという可能性もないでもないです。 この手の作品には珍しく、探偵側の心理描写が入っているのが面白いところです。 ただ、主人公側のキャラクターが皆起伏が少ないせいで淡々と進んでしまうイメージがあります。 このあたりはもう少しやりようがあったのではないかと思います。 なお全く期待せずに、スニーカー大賞を取ったということも知らずに読み始めたからこの評価です。 大賞だったからという理由で読んだら「まあ悪くはないけど、大賞なのにこの程度?」と思ってしまっていただろうことは間違いなかったところ。

  • ゑ?大賞?

    買って損した、という私の感想です。 ・「ゑ?」という言葉が、キャラを問わず頻出。 ・赤の他人たちに超プライベートな問題を直接もちこんでくる相談者たち。友達いないのか。露出趣味なのか。 ・自己満足だとしても他人のために奔走する主人公……ただウザい人なだけ。 ・最後まで主人公を毛嫌いするヒロイン、隣に置いてあるだけで何も動かなかったサブヒロイン。 ・登場人物がそろった時点で予想の付くオチ。わかりきってる展開を読んでいくのがとても面倒。 ・大げさすぎてイタい人物描写。それはただの思春期です。 工夫と言えるのか、文章が頻繁にヒネられていますが、そのすべてが全く魅力に繋がっていない。むしろ読みづらい。 ジャンルとしてもなにを目的にしたのか中途半端で、面白さの場所がわからない。 もっとフィクション高めな物語にしたほうが、より作者の得意で好きなことを書けたのではと思いました。

  • 最高!

    大賞を受賞したということで、私は大賞を受賞してもおかしくはないなと思います。買った理由としては、まるたまくん(成田真一郎)が可愛い♪から買いました。童顔ばんざい! 話がそれてしまいましたね。え〜と、明希ちゃんの推理はすごいです!天才です!…なんか話がそれてしまいましたかね。とにかく、すごく、すごーく面白いので、買ってみて下さい!!

  • よくわからない

    ひとつひとつの事件が短すぎて、興味をそそられる前に解決編になってしまう。ゑを多用することで作中にどういう効果があるのか作者に説明してほしい

  • 読みにくさを、「読み応え」と感じられるか

    「お人好し」の主人公が、「変わり者」の女の子の助力を受けながら、生徒の悩みを解決していくというお話。 章ごとの展開は「定型」でわかりやすいのですが、読むのに「体力」がいる作品です。悪く言うと、ラノベとしては非常に読みにくい。 他人の悩みごとを延々と聞かされるというのは、人によっては結構苦痛。 小難しい謎解きも単純にストーリーを楽しみたいという人には辛い。 しかも、視点がコロコロ入れ替わるので、物語のリズムが悪い。 魅力的なキャラが「こんな問題、誰にも解決できんだろ?」的な難問をスカッと解消、という作風ではないので、「遊べる」作品にはほど遠い気がします。 今後、視点を固定して、キャラを立てつつ、おもしろい事件・問題をあっと言わせるような展開で解決していくような「疾走感」を期待したいところです。

  • 終わり方が酷い

    この小説は生徒会に『迷わない子ひつじの会』というのを作って、そこに来た学生の相談に乗るという話です。四つの短編で構成されています。 肝心の相談内容は結構普通。推理小説と言うか知的パズルみたいな内容になってます。そこにお人好しの主人公とか黙々と本を読むメガネっ子が関わって複雑な物語を展開させている。 まず最初に思ったのが文章の読みにくさですね。まわりくどい比喩に難しい語彙が随所にある。作者がかなり本読んでいるのを感じましたが、ラノベとは思えない固い文章にちょっと疲れました。 ヒロインの語る知識は立派でした。哲学的・思弁的な話が多かったのですが、こういう難しい知識を上手く物語に組み込んだのが大賞に輝いた理由な気がします。 ただヒロインの難解な語り部に加えて、主人公や同級生が複雑な人間関係を展開するものだから、相談と人間関係がごっちゃになって小説がやけに複雑になってしまったのは否めなかった。 個人的には大賞ではなく佳作ぐらいだと思う。読みづらいし斬新な設定はないからね。今後に期待したい。

  • 大賞の大安売り

    まず読みにくい。 各章ごとに視点が入れ替わるのだが、基本モノローグで進められる物語であるのに、その節々に――注釈――が入るためとにかく腰を折られテンポが悪い。 モノローグなんだから改行して、改めて状況説明すれば良いんじゃないの?というしょうもない内容――ゴミ箱の見た目であったり、弁当の内容であったりを詳しく解説する――が目立つ。 視点が切り替わることも読みにくさの一つとなっているがミステリーではよくあることだし、それでも平行した時間帯描写が無いため一人称視点作品と同じような感覚で読めるのは評価したい。 でも、この視点の入れ替えがとにかく卑怯で無意味。 要するに解答を見出せない人物をでっち上げ、その人物の視点とする事により物語を大きく膨らませたいと言うのがミエミエで、逆に薄っぺらな内容となっている。 とりあえず、作品としては読みにくいだけで面白みが無いわけではない。 とは言え、これがスニーカー大賞作品だと思って読むと、読みにくい上に拍子抜けする可能性も考えられる。 補足しておくが、この作品における最大のミステリーは別の部分にある。 この作品の主戦場でもある会議室の会話――議題のほかにも、休憩中の雑談も含む――が隣の倉庫に筒抜けであるにもかかわらず、倉庫での会話が隣の会議室に一切伝わらない事が一番のミステリーと言える。

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