作品情報
死んだはずの彼からの電話が、夏の時間を変える。
第15回電撃小説大賞金賞受賞作。電撃文庫より2009年2月10日発売、文庫判288ページ。電話をきっかけに時間と関係が揺らぐ恋愛ミステリー。
レビュー要約
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切なさの強い恋愛ミステリーとして読まれており、電話と時間の仕掛けが印象的だという声がある。
書籍情報
- 出版社
- アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2009-02-10
- ページ数
- 288ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784048675185
- ISBN-10
- 4048675184
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
遠野綾は高校二年生。平凡な日々を送る彼女の一番の幸せは、部活を通して知り合った他校の男子生徒、村瀬一哉と毎日電話で話すことだった。何度も電話をするうちに、互いを友人以上の存在として意識し始めた二人だったが、夏休みの終わりに一哉は事故死してしまう。本来であれば、二人の物語はそれで終わったはずだった。 しかし一哉の通夜の晩、綾のもとに一本の電話がかかる。電話の主は死んだはずの一哉。そして戸惑う彼女にその声は告げた。死んだのはお前の方ではないのかと……。 二人が行き着く真実とは!? 出会えぬ二人の運命は!? 携帯電話が繋ぐパラレル・ラブストーリー。切なさともどかしさが堪らない、第15回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
レビュー
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不思議な・・・
読み始めるとどうなってるんだ? という感じにはじめなったが。 読んでいくと「あー」 と、いう感じに。 最後は、役目が終わったのか。という感じで途中かなり重いモノもあったが。 しんみりした感じで最後は終わったかな。 ちょっとした不思議な世界のお話。
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ええぇぇ・・・
パラレルワールドと言い切ってない意味で、色々な考察ができ、内容は素直に面白かったです。 物語の発想の一つ一つはすごいと思います。 しかし箇条書きにしたネタをつなぎ合わせた感があり、少し全体をまとめるのに手を抜いた感がみられました。 ネット隠語といいますか、一部のネットユーザーくらいしか使わない用語を使用するのはどうか・・・と思いました。 読み終わり、「一哉が死んだという実感をまだ得てないのではないか?」と心配してしましました。
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面白いが
設定は斬新だが、ストーリーがありきたりな感じがする。 もう少し工夫して、自分ならどうするかといったように読者が考えながら読むようになったら、楽しいと思います。
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受賞作らしい1回読み切りの完結作
導入: 大好きだった彼が死んでしまった・・・。 しかし通夜の晩、一本の電話が届く。 電話の主は死んだはずの彼。 そして声は告げる・・・死んだのはお前の方ではないのか、と。 彼が死んだ私の世界。 私が死んだ彼の世界。 携帯電話だけでつながった平行する二つの世界。 そこにどんな意味が?二人の運命は?(紹介文より一部引用) ファンタジックな恋愛物かと思いきや、そうではなくミステリー要素バリバリの綿密に練られた作品。 いわゆるパラレルワールドを題材としているが、完成度はかなりのもの。 パラレルはタイムリープと並び題材としてはこれ以上ないほどの素材である反面、構築の難易度も最難関。 しかしこの作品はその素材を殺さず、また素材に殺されることもなくきちんと昇華させている。 「繋がっているけれど絶対に手の届くことはない」 このもどかしさが読み手をも苦しめるほどに切ない。 シリーズ化して続くことはないけれどひとつの作品として完成されている。まさに応募作、受賞作にふさわしい一作。 また、個人的な好みもあるがストーリーとは別に配役の妙も感じられる。 「風変わりでちょっと謎めいているけど頼りになる先輩」が唯一すべての事情を知る者として協力者となる。 ありきたりかも知れないけれど、これが良い。 必須といってもいい。 私と彼だけではこの作品は成り立たなかった、ここまで魅力的にはならなかった、そう思うほどに。 完結作であり、また題材的にも次も同じ類のものを出すのが難しいと思われるが、別の題材で次はどんな作品を書いてくれるのか。 非常に楽しみ。
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楽しめました。
高校二年生の遠野綾は、部活を通じて他校生の村瀬一哉と知り合い、携帯を通じて互いに友人以上の気持ちを持ち始めた。が、一哉は事故死してしまう。一哉の通夜から帰った夜、綾の携帯へ一哉から……。 SFミステリーとして、おもしろく読みました。パラレルワールドを携帯で繋ぐという発想や、高校生の世界、登場人物、など、うまく複線がはってあり、謎解きも、サスペンスも、十分楽しめました。 青春小説としてのせつなさが胸に迫ってこなかったのは、登場人物の心の動きの表現力が今ひとつなのかも知れないと思いました。
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SFミステリ
切ない青春恋物語が読みたくて購入。 ――が、 どうやらミステリーに重点を置いているようで驚いた。 あんな平和そうな表紙なのに… 絶対に会えない二人が起こした奇跡、それなのに妙に現実めいていてそれほど欝にならずに済んだ。 読みやすいし、ちょっとでも気になるなら買うべき。
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一重を馬鹿にするな
つまらない。 何より一重の人は睨むと幽霊みたいで怖いとか差別的な事を平気で書くし、風邪薬で麻薬みたいなのが作れるって情報は犯罪を助長するのでは?兎に角二度と読みたくないし、手元に置いておきたくない作品。 風紀的に良くないと思います。
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第15回電撃大賞受賞者コンビによる作品
「死んだはずの彼からの電話。それは私の死を告げるもので……。」という文章から、ホラーを想像して読み始めたのですが違いました。「学園」「恋愛」「SF」モノです。この三つの要素が上手く絡み合っており、SF小説を読まない私にとって新鮮な印象でした。王道といいますか。萌え要素ですとかコミカルな要素ですとか、異能者が戦うとかそういったものはありません。 主人公の一人称で物語はすすむため、主人公の考え方が変わっていくのがストレートに伝わります。それ故に先の展開が気になりページをめくってしまいます。一方、一部読みづらいうえに伏線部分が変に強調されてしまい、なんとなく展開が分かってしまったところも。 しっとりと湿っていくような内容です。前半がぐだぐだですが途中から加速していきます。捜査過程もこの設定ならではのものでしたし。ハードカバー出版やアニメ映画とかなりそうです。 最近読んだライトノベルが個性の強いキャラが大勢でるシリーズものが多かったせいでしょうか? 綾、一哉、そして一哉の学校の先輩以外の登場人物の印象が薄かったです。主人公の友人や学校の人間が何人か出てくるのですが、私はその把握に戸惑いました。 今度はどんな作品を出すのだろうと、作者の次回作がはやくも気になります。 にしてもこの設定、どこかで……と思っていたのですが乙一さんの『きみにしか聞こえない―CALLING YOU』に少し似ているかなと。
関連する文学賞
- 電撃小説大賞 第15回(2008年) ・金賞