日本の文学賞

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神のまにまに!~カグツチ様の神芝居~ (電撃文庫 や 6-1)

電撃小説大賞

神のまにまに!~カグツチ様の神芝居~ (電撃文庫 や 6-1)

山口幸三郎

頭上に神様が乗った少年が、神様探しの依頼に巻き込まれる。可笑しさと神話めいた空気をあわせ持つ、にぎやかなファンタジー。

神様学園コメディファンタジー騒動

作品情報

可愛い(?)神様と、不幸な少年の神様探し。

第15回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作。電撃文庫より2009年4月10日発売、文庫判280ページ。神様探しをめぐる、騒がしくも軽やかなファンタジー。

レビュー要約

  • ドタバタ感と神様まわりの発想が楽しいという声が多い。軽快に読めるシリーズの入口として親しまれている。

書籍情報

出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2009-04-10
ページ数
280ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784048677660
ISBN-10
4048677667
価格
1 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

頭上に“ヘッポコ”様なる可愛い(?)神様が乗っかっている以外は、普通なはずの品部人永。平穏な人生を望む人永だったが、ヘッポコの噂を聞いた政府からある仕事を命じられる。それは、『疲れた』を理由に人間に加護を与えなくなってしまった神様たちを説得することだった! 大きな権力に逆らえず、『やおよろず神議会』なる妖しげな事務所に所属することになった人永。いつやめようかと目論むが、所長の高峰小町の色気に丸め込まれて温泉街に神様を探しに行くことになる。そこで人永とヘッポコ様を待ち受けていたのは、世にも美しい女神様だった!? 可愛い(?)神様ヘッポコ様と、不幸な男人永の、神様探し奮闘記!

レビュー

  • 人間臭い、ほのぼのとした作品

    電撃文庫の選考委員奨励賞作品。全体的にほのぼのとした雰囲気です。 出てくる「神様」はとても人間臭く、主人公の人永も、暑苦しくもなく冷めてもいない、エリートでもなければダメ社員でもない、「こんなこと女性がらみのおいしい話でもない限りやってられっか」…という、ある意味とても人間臭い人物です。 その人間臭い神様方に翻弄される主人公・人永の戸惑い…「何で俺がこんな事をしなくちゃいけないんだ。でも仕事だから仕方がないか。」的な…が面白く書かれています。 ちなみに、他レーベルの神様モノ「神様のお気に入り」「もふもふっ珠枝さま」に雰囲気が似ているような気がしました。 いわゆる新人さんの作品で、全体の構成や盛り上がりどころの仕掛けが荒削りな印象はありますが、昨今のラブコメラノベの「型のはまり方」に少々食傷気味な私が素直に楽しめた作品です。 ポコちゃんがなぜ人永を気に入ったか…などの話がありませんでしたし、ラストの締め方も思わせぶりなので、恐らく続きがあるのでしょう。続巻を楽しみにしています。

  • Mである自分が気に入っているようです

    『神のまにまに!―カグツチ様の神芝居』です。第15回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作。 まず、第一章が全然ダメでした。 冒頭と、章の頭や要所に置かれている、口語調なるレポート。文字のフォントと文体のせいで読みにくかったです。これによって作品の雰囲気を醸し出しているのは認めますが。 主人公(とヘッポコ)を紹介する軽いエピの後、サブヒロインの口から本作の設定が延々と説明されます。メインヒロインもまだ出ていなく、物語も動いていない中でこれはウンザリしました。 第一章の時点では、主人公が二四歳社会人であり、女たらしであるという設定が受け入れにくかったです。 第二章に入ってからは面白くなりました。物語も本格的に動き出したし、なんといってもメインヒロインのカグツチがかわいかったです。 雰囲気が(特にヘッポコの存在が)『神様のおきにいり』に似ているようには感じました。 主人公が活躍する手段が、交渉や駆け引きなので、二四歳社会人という設定については次第に納得できました。 ラストの展開はやや納得しにくかったです。 ご婦人にしてみれば、子供の死の真相は知らないままでしょうし、仮に主人公のかたりを信じたとしても、子供が死んでしまった哀しみがそれで癒えるわけではないと思うのですが。 また、最後まで読んでも結局、主人公の女たらし設定は、なんかしっくりきませんでした。 ということでカグツチのかわいさで楽しく読めたのですが、悪いところもあったと思いますので、評価は★3とします。

  • ふむ。

    他の小説はあまり読みませんが(というより何故か興味が湧かない)、電撃文庫の作品はレベルが高いと思います。 固くて小難しい小説より、少し稚拙ではあるけれどこういった“笑える”小説の方が良いです。 様々なイラストレーターの方が描くキャラクターにも魅力があります。 小説としてどうかとか、難しいことは自分にはわかりません。 ただ単に楽しめればそれで良し。 選考委員奨励賞という賞を受賞し刊行されたのですからつまらないという事は無いでしょう。 実際、この作品は自分としては楽しめましたし、キャラクターも好きになれました。 それだけで十分です。 続きがあるならば読みたいと思います。 あまり参考にはならないでしょうが、どうかご容赦頂きたい。 何分頭が悪いもので。

  • 八百万の神様が好きな人には向かないかも

    なんか作中の設定と世界観がしっかり噛み合ってないと思いました。 神権を要求しておいて逃げ出しちゃうのなら最初から現界しなくてもいいのでは?などツッコミ所が多数あるのですが、人永が社会人にしては青過ぎる気がします。 それにセールスの成績を含めて彼の能力がヘッポコのおかげに見えてしまい彼自身の実力に見えない点がかなりマイナスです。 女の尻を追っかけてる印象が先行して人永に魅力を感じませんでした。ハーレム展開ならただしい主人公と呼べるのでしょうけど。 明確に『敵』と呼べる存在が居ないせいで河童を据えて物語的にいい話にしたいのか、森の破壊に関する社会的な風刺にしたいのか軸がブレて居ます。両方なんでしょうけど。 陳腐になりますが分かり易い悪役を出した方が良かった気が。 個人的に実体を持たない人の悪意と戦うなら浄化されたような感じがないと解決した気がしません。人の善意(同情心?)に頼る(付け入る)所が……駄目でした。 その後の物語の収束の仕方も人永がチャラ男なせいで中途半端な気が。 もっとも私は陰陽師(岡野玲子版)の晴明を比較の対象にしてしまうの殊更に受け付けないのでしょうけど。 これから神様が人永を取り囲むハーレム展開になっていくのでしょう。日本神話が好きな人は見ない方がいいでしょう。 と言うか私が日本の神様を好きなせいでしょうか。 萌えのお約束と社会的な話を組み合わせようとして失敗してる感があります。 本当は星2ですが、新人さんへの期待を込めて星3でしょうか。

  • 日本らしく人間くさい神様がいっぱい登場

    22年前、神様たちが人間の前に姿を現し「神権」を主張して社会にとけ込んだ日本。でも、人間にないがしろにされた神様たちは、もう疲れた!と宣言して姿を隠してしまった。以前と同じ世界に戻っただけと思った人間だったけれど、これまでは神様たちのご利益で豊作や豊漁が保証されていた土地で収穫が減りだした。 困った政府は、文化庁の外郭団体として神様たちを説得するための機関を設立。その職員として、民間から一人の青年を採用した。彼は、何故か子供の頃から、頭の上にちんまい神様が鎮座ましましていたのだ。 主人公である品部人永は、神様に好かれてしまったため、人間の女の人にもてない。でも代わりに、近づいてくる神様は美人ばかり。上司も美人で、キャラクターを前面に出した作品という感じなのだけれど、本当は人永のすごさも見せたいみたい。でも、それを描くあたりでは別のひとがもっと目立ってしまっているので、あんまり上手くいっていない感じ。キャラ重視で行くならそれでも良いかもだけど、人間と神様、どちらをプッシュするのか決めた方が良い気もする。

  • 惜しい

    神々が一斉に世界に顕現したあげく、人に呆れて姿を隠したという世界。 主人公はある一柱の神に好かれた為に憑かれている状態。 唯一現界しているの神と一緒にいる人間として、神を呼び戻す仕事をする様に。ということで、その様な話。 本編の方のテーマは割とまともなのですが、主人公の性格が台無しにしている印象。言うなら二昔前のハーレム系エロゲの様な軟派ぶり。もう少し普段がまともなら、評価上がったかなぁ。

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