書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2015-02-25
- ページ数
- 370ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784048692458
- ISBN-10
- 4048692453
- 価格
- 671 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
切り札は話術――。心優しき詭弁使いと狐の師匠の旅物語。 巧みに言葉を操って、時には商いをし、時には紛争すらも解決する「話術士」。 かつて人間と獣人との戦いに巻き込まれ命を落としかけた青年シン。彼は狐の話術士カズラに助けられ、以来、立派な話術士になるべく彼女と旅を続けていた。 そんなある日、二人は旅先の街の商店で狼の部族の若き族長の少女レアと出会う。大量の武器を買いに来た彼女は部族間の紛争に悩んでおり、シン達はその手助けをすることに決める。だが、その紛争の背後には大きな陰謀が隠されていた! 話術を武器に難局を切り開く、話術士シンと狐の師匠のレトリック・ファンタジー。
岐阜出身、東京在住。色黒な理系研究者。研究とテニスと妄想の合間に小説を書いているが、最近、配分が変わりつつある。柴犬が好き。
レビュー
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ありきたりなファンタジーとは一味違う作品
友人のお勧めだという事で試しに読んでみたら、面白くて一晩で一気に読み終わってしまいました。 賞を受賞したのも納得がいきます。 剣を片手に仲間と冒険に出るありきたりなファンタジーとは違い、主人公は剣などを使わず、己の話術を武器に立ち向かっていくといった一風変わったストーリー。 ありきたりな設定に飽きている人にお勧めです。 続編が出てるみたいなので、続きが気になり早速購入しました。
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少し分析がうるさい時も
さすが理系研究者さん 分析するのはいいけど話のテンポが阻害されるときも・・ だいたいは楽しく読めました 修行中の話術師という着想も面白いし、私も一緒に話術が向上出来たらいいのにと夢中で読んでしまいました 読み進めているうちこんな時自分ならどのように交渉するだろうなどと考えをめぐらしたりしました 実際に今の世の中をみていると新聞、テレビも 詭弁だらけで国民をいかに騙すかですからね、しかも捏造まで平気でする、 そういうものと戦い 騙されないようにする為にもとても参考になりました、主人公と一緒に修行した様な気分です 最後傭兵に斬られる所は不自然に感じたので、すべて計算通りにいくのではなく偶然に助かったと言うのも有りかな そしてカズラに「まだまだ未熟じゃのう~」と言わせて次の旅へと出て欲しかった、と勝手に妄想しております。
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面白い!
ファンタジー要素を多く含む、嘘つき話術士、狼の部族の族長と熊の部族の族長などというキャラクターの性格というか 個性が際立ち、ストーリーの内容が頭に映し出されるようでした。小説だからこそ、こういう内容が描けるのではないか、 すいすい読められ、とても面白かったです。これからの展開に期待します。
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主人公の小賢しい口喧嘩によって右往左往されまくる単純で情緒不安定な人々
話術士を名乗る主人公シンが、部族間扮装の調停をするお話。 なのだが、このシンの行動がとにかく行き当たりばったりで、まったく計画性が無い。 ノープランで戦場につっこみ、困惑して静止する優柔不断な戦士の中を突っ切り、 敵軍のえらいさんの前で中学生の口喧嘩レベルの啖呵をきって戦を止める。 といった内容に対して、「アホくさ・・・」とシラけてしまった。 ・相手が会話せざるをえない情況を作ったり、相手のとれる選択肢を狭めたり・・・ ・策を巡らせて、用意された落としどころに誘導していく展開 ・終わった後に、関係者全員が「騙されていたのか・・・」と気づくようなシーン を期待したんだけど、全部空振り。 中高生レベルの口喧嘩に一喜一憂する主要人物たちと、それによって右往左往させられる周囲 どこまでいっても気の抜けた炭酸飲料のような物足りなさを感じる作品であった。 エピローグの主人公のセリフだけは良かった。それを加味しても、やっぱ☆1かなぁ。
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後半が面白かったです
最初のうちは、「ちょっと口がうまいくらいで『話術師』と言われてもなあ」と思ってしまい、全体の3分の1くらい読んだところで、「最後まで読まなくてもいいかな?」と思いかけました。でも、「久しぶりに読むラノベだから、もう少し読もう」くらいの理由で読み続けていたところ、後半のほうが、テンポよく展開し、勢いがあって、面白く読めました。 そういうわけで、積極的にはおすすめしませんが、途中まで読んで「うーん」と迷われる方がいらしたら、「この作品の良さは、後半にありますよ」と申し上げたいです。
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うーん、途中で断念
話術を得意とするシンが、その力をもって色々解決していく物語、だと思います。 自分はちょっと途中で断念してしまいました。 自分が読んだ範囲で、話術が披露されるのは 最初の商人との値切り合戦とヒロイン・レア(現部族長)と副部族長との部族長決め会議です。 話術士というだけあり、話術で何とかしていく……と言いたいところですが、 まず商人との値切り合戦でいうと、商人が急いでいたこと、そして商品に対する知識が十分でなかったこと また部族長決めではそもそもヒロイン・レアが前部族長の子供で更に優れた戦闘能力を有していること がシン側に有利に働きます。 つまり話術だけで制したというよりも初めから有利な外在的条件がそろっていたから勝てただけのように思えます 更にいうと後者に関して話術というより相手の論理の矛盾や失言を責めるという、どちらかというとディベートという感じ 部族長決めというならかなり政治的なことで、更に部族の前での会議でその喝采によって決まるというのもあり、 相手を論破するより器の大きさを見せるような話術が必要だったのでは。相手をボロカスに言い負かすのでは 私怨が残るだけで。話術を得意とする主人公というのならそれぐらいやってほしかった 話術部分はまあ勉強にもなるということで星3にしました
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小説ならではの話術戦
キャラクターの個性が際立ち、映像が浮かんでくるようでした。 「話術士」という見慣れない主人公が活躍するストーリーも、言葉での戦いだからこそ自分も読みながら論破されつつ納得させられつつ読み進められて面白かったです。 獣人と人間が共存する世界という舞台設定もしっかりしていて、続編を期待します。
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話術士が否定される物語
詭弁を駆使する話術士の青年の物語ですが,口八丁で捲し立てる痛快な作風ではなく, かといって,言葉で相手の心を…というほどの『重み』や『強さ』もあまりありません. また,やり取りの説明をいちいち差し込むのも,仕方ないとは思いつつもやはり興ざめで, 詭弁詭弁と何度も持ち出すのもくどく,このあたりはもう少しうまく見せてほしかったです. 反面,話術士でない人たちの叫びや思いは,計算や表裏がないだけにまっすぐ伝わり, 最後は人の言葉というその答えは,話術士として生きてきた彼にはなんとも皮肉な結末. 都合の良さがないわけではありませんが,序盤の展開絡めながら無難にまとめられており, 大きな拾い残しなどもなく,露骨に続編への含みを持たせ話運びでなかったのも好印象です.
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