日本の文学賞

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ぼっけえ、きょうてえ

日本ホラー小説大賞

ぼっけえ、きょうてえ

岩井志麻子

「ぼっけえ、きょうてえ」は岩井志麻子によるホラー小説です。角川書店から1999年に刊行が確認でき、受賞対象として扱われています。

ホラー小説受賞作

作品情報

ホラー小説として受賞歴を持つ「ぼっけえ、きょうてえ」。

「ぼっけえ、きょうてえ」は岩井志麻子によるホラー小説です。角川書店から1999年に刊行が確認でき、受賞対象として扱われています。作品の性格は賞の対象分野に沿っており、読者はホラー小説として読むことができます。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
1999-10-01
ページ数
220ページ
言語
日本語
サイズ
19 x 13.2 x 2.2 cm
ISBN-13
9784048731942
ISBN-10
4048731947
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第13回(2000年) 山本周五郎賞受賞 第6回(1999年) 日本ホラー小説大賞受賞

レビュー

  • 現代ホラーには絶対に出せない味が詰まっている

    購入履歴を見ると2017年だった。そして2025年の今、再読し「こんなに怖かったっけ…?」となっている。父母は広島の人間なので、広島の言葉とよく似た岡山弁にすごく親近感を覚えた。言葉のイントネーションが脳内でされるかどうかでだいぶ没入感が変わってくるかもしれない。 それもあってかこの本が今まで読んだホラー小説の中で一番好きだ。流行りのホラーではないけど、その分何度読み返しても面白い。岩井志麻子に1800~1900年代初期のホラーを書かせたら右に出るものは居ないのではないだろうか。それぐらいその時代にあった地方特有の陰鬱さの表現が素晴らしい。 これぞジャパニーズホラー。読んでマジで。

  • 当時の日本に対しての怖さ

    何年か前に映画を観たのを思い出して、原作を読んでみようと購入しました。 原作では拷問シーンは描かれていないのですね。 映画とはまったく異なる作品として成立しています。 岡山弁全開の「ぼっけえ、きょうてえ」から「密告函」への切り替わりがすごい。 一瞬別の著者の作品かと思った。 岩下志麻子氏の才能に驚かされる。 個人的には密告函が良かったです。これは怖い。 幽霊とかオカルトというよりも、村八分とか夜這いとか虐げられる女性とか、 そういった当時の日本に対する怖さを感じました。 まあ、今でもあるけど全然違いますよね。逃げ場のない怖さを感じた。

  • 語り口が上手い

    テレビでは無茶苦茶なことをやっている岩井志麻子ですが、著作を読むと、とても高い文才を持っていることが分かります。計算された文章構成力に感嘆しました。

  • 地方色を活かした独自色の強い作品だが、怖さが感じられない

    一緒に収められている他の3作同様、岡山県の地方色、言葉、戦前の貧しく虐げられた人々への焦点など、なかなかの独自色を打ち出している作品だ。 一方、文体が方言交じりのため読みにくく、また、現実と幻想の境が不分明のうちに語られるため、すっと頭に入ってこない。 そして何より、ホラー小説なのに、少しも怖くない! 怖さを期待すると、当てが外れる。 好みと評価が分かれる作品だろう。

  • 岡山県民必読

    岡山方言が分かる人には とても怖く面白い本です 何とも言えない 怖さやイメージ 上手く説明する語彙が無いので 読んでみて欲しい

  • 物理的に怖いホラーではなく、人間の心に潜む狂気と残忍さが怖い

    ずいぶん以前文庫本で読んだのだが、再度読み直したく探したところ見つからなかったのでKindle版を購入。表題作は岡山市中心部を流れる旭川の中洲、東中島と西中島。そこにかつてあった遊廓が舞台。旭川の中洲は山尾悠子さんの「飛ぶ孔雀」の中にも描かれていた。子供の頃はその中洲の北の方の広い空き地で木下サーカスが定期的にテントを張っていたのを思い出す(木下サーカスの本部は岡山市)。当時でも遊廓の名残のあった南の方は子供心にも少々怖くて行った記憶はない。ないが、両方の川岸はよく通ったし、中洲の上の京橋、中橋、小橋は自宅から繁華街や駅への道でもあり、頻繁に通ったものだ。今は都会に出てきているのであまり帰ることもないが、岡山弁(古い時代のものだが)も含めて懐かしく読んだ。ホラーと銘打っているが、どれもストレートに怖い話ではなく、明治・大正の田舎を舞台に、貧困、因習、偏見、差別の中で生きていた人間の心の奥底の狂気、暗黒面が描かれており、じわっと鳥肌が立ってくるような話だ。久しぶりに読み直したが、岩井志麻子さんはうまい作家だと改めて思った。

  • 表題作は角川ホラー文庫の中で一番の恐ろしさ。併録の「密告函」はコロナ禍の遥か前にパンデミックのさなかの人間の恐ろしさを炙り出して居る。

    表題作は短いのに凄まじい恐ろしさ。遊女が寝物語に語る、この世の地獄。

  • 淡々としてる感じがきょうてえです

    じんわり来る怖さ 以前読んだ時と志麻子さんは・・・ 変わられたけれど。 やっぱり方言でとつとつと進んでいく きようてえです。

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