みんな誰かを殺したい
峠で殺された中年男をめぐり、目撃者と事件の糸が収斂していく、緻密な本格ミステリ。
作品情報
ひとつの殺人事件が、思わぬ方向へ収斂していく。
第24回横溝正史ミステリ大賞優秀賞・テレビ東京賞の受賞作として2004年に刊行。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2004-05-01
- ページ数
- 283ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784048735391
- ISBN-10
- 404873539X
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
横溝正史賞選考委員絶賛! 本格ミステリ界に大注目新人作家の登場。 峠で殺された小太りの中年男。そして、その殺人事件を目撃した男。緻密なプロットが交錯し、物語の糸は思いも寄らぬ方向に収斂していく--。新人離れした完成度の超本格ミステリ。
レビュー
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良かった
この人の本が好きなので買いました、期待を裏切りません。 思っていたより深い作品でした。
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これはおすすめ!
発端はある殺人事件。 何気ない日常が、まさにタイトル通り「みんな誰かを殺したい」に繋がる。 ただし本文の構造は非常に複雑で難解。 それでも星は5!
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プロットを複雑にしすぎたような気がする
焦点を誰か一人に絞った方がよかったのではないか? 最後はそれぞれの事件が一つの輪になって繋がっており、ストーリーに破綻はない。 しかし、強引かつご都合主義もかなりなもので、リアリティに欠ける。 時系列が前後する手法もいただけない。 優秀賞を受賞したのは、複雑なプロットを汲みあげた頭脳に対してだろう。
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見せ方を考えすぎ
峠で起きた一つの撲殺事件。被害者と殺人者、目撃者と関係者、一人一人から見た事件が複雑に重なって単純な事件と思われた殺人事件が多重構造を見せる。 ……うーん、なんだろ。何となく著者の自己満足が強すぎるなぁと感じました。 例えば、1つの事件の発生時点を起点に1つの章ごとに時間や視点が前後に移動したり、主要な登場人物が正に「誰かを殺したい」と考えていたり。見せ方にこだわりすぎた結果、人を殺す原因があまりにも浅いものに見えてしまいました。 ミステリとして悪くはないんですが、なんかごてごてと着色料や人工甘味料で味付けされた欧米風のお菓子のように心理的な嫌悪感を感じました。もったいない気がします。
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私にはイマイチでした。
まぁまぁ、うまく仕組まれてはいるでしょうか。でも、個人的には大いに無理があると感じました。仕組まれた殺人が行われているのですが、偶然とか、話がいきなり出て来たり。 ストーリーの展開方法は、伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』にと同類だと思うんです。でも『ラッシュライフ』の方が全然面白かったと思いますねぇ。まぁ、新鮮だったってのもあるのかもしれませんが。 でもたまにはミステリーもいいですね。とっても気分転換にはなるし、純粋に小説を楽しめる気がします。すらすら読めるしね。でもこの作品読むなら『ラッシュライフ』をオススメしちゃいますね。
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誰が誰を?
殺人事件の目撃で、物語は始まる。 そして、話が進めば進むほど混乱が深まる。殺したのは誰か、殺されたのは誰か、タイトルどおり、「みんな誰かを殺したい」のだが・・・。 単純な交換殺人ものかと思いきや、もっと話は複雑にからみあう。 話を持ちかけた者が自首すれば終わる、というものではない。 誰が誰を殺したかったのか?そして誰を殺したのか、最後まで話はもつれていく。 横溝正史ミステリ大賞優秀賞だそうだが、必ずしも大賞でなかった理由もわかるような気もする。 テンポはいいが、どんでん返しがありすぎて、ストーリーを追うのがやっとになり、あまり考える余裕がなかった。 ただ、じっくりと読み込めばそれなりに考える点がありそうだ。 深く考えずに読み進む人には、逆におすすめかもしれない。
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レビュー
TVドラマ(高岡早紀主演)を観て、原作が読みたくなりました。 とにかく人間関係が複雑に絡み合っていて、非常に分かりにくいです。しかも犯人側の視点と推理側の視点も絡みあっているので、TVで大体の事を知っていても理解するのが大変でした。もう少しシンプルにまとまらなかったのかな?とは思いましたが、まあ秀作と言えば秀作だと言えるとは思います。一度読んで損は無いと思いますよ。
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……
普通の小説。 どんでん返し、というか、錯綜するプロット、特に犯人側の視点と警察側の視点両方から見ているのに事件の全体像がつかめないのは見事。 まぁ、評価するところはそれだけです。 難点。まず、人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなる。警察側の捜査、会話シーンがあまりにもつまらなすぎる。犯人側の視点から書かれているシーンもあり、暴力団が絡んでいないとわかっているのに、大真面目に暴力団の話されても面白いわけないでしょう。地の文ですませりゃいいじゃないですか。 おまけに犯人の動機が微妙すぎる。古臭い。昔の恋人に似ているんだ、とかもうやめましょうよ。とってつけたような手紙もいらないですよ。
関連する文学賞
- 横溝正史ミステリ&ホラー大賞 第24回(2004年) ・テレビ東京賞