侵略教師星人ユーマ (メディアワークス文庫 す 2-1)
港町の高校に、宇宙人を名乗る青年ユーマが教師として赴任してくる。奇抜で宇宙規模の発想を持ちながら、生徒たちにまっすぐ向き合う彼の授業は、学校の日常に熱と混乱をもたらす。
作品情報
自称宇宙人の教師が、港町の教室に規格外の授業を持ち込む。
第18回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞作。KADOKAWA公式で発売日、ページ数、ISBN を確認。
レビュー要約
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ユーマの規格外の言動と、教師として生徒に向き合う姿勢の落差が魅力になっている。視点の切り替わりには好みが分かれるが、熱量のある学園ものとして読まれている。
書籍情報
- 出版社
- アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2012-02-25
- ページ数
- 280ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784048865418
- ISBN-10
- 4048865412
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
どこかにありそうな、のどかな港町。その高校にとんでもない青年が赴任してくる。やけに歯切れのよいかっこよさとややもすると宇宙規模で語られる授業でたちまち大人気に。だが彼にはとんでもない秘密があり!?
レビュー
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視点変更がひどすぎる
キャラクターも魅力的で、上手い文章表現もあるが 視点変更がひどすぎるため、とにかく読みづらく、感情移入しづらい。 同じ節の中でも、ある段落では主人公の視点。かと思いきや、次の段落では別のキャラの視点になったりと、コロコロ視点が変わり、読んでいる方は混乱する。 視点は固定せよ。視点変更するときは章ごとや、節ごとなど、わかりやすくせよ。というのが小説の基本だと思うがこの作品には通用しない。 なぜ「◆◆◆」で区切られた節ごとに視点を固定することができなかったのか? たぶん、作者は視点がコロコロ変更することを意図的にやっていると思われる。でなきゃ、ここまでひどい視点変更はできない。 「三人称、心の中や感情まで読み取れる神の視点」とでもいうべきか。 漫画ならありなのだが、小説でそれはいささかおかしい。 (コミカライズを意識しすぎたか?) 基本ストーリーとキャラはそのままで、視点変更だけ手を加えればもっといい作品になっただろうにと思う。
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10000000pw
『侵略教師星人ユーマ』です。第18回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞作品、ということで電撃文庫ではなくメディアワークス文庫からの刊行です。 中身は、普通にSFっぽい要素のあるライトノベルとしてとらえていいと思いますが。 まずは短所から。 1章と2章が、つかみどころが無く退屈で、物語に入って行きにくかったですし、主人公にも共感しにくかったです。 細かな設定ミス、誤字脱字も目に付きましたし、全体的にプロとしては文章力不足で、視点変換の無駄な多さも読んでいく上で煩わしいだけでした。 作中に登場する古いオマージュネタについても、賛否が分かれそうなところだと思います。 しかしクライマックスの3章は面白かったです。地元の漁師さんたちの妙なノリの良さもナイスでしたし、圧倒的な強さで敵を葬り去る場面も爽快でした。 これぞ教師の鑑! といったところでした。 作中所々に盛り込まれている現代社会への風刺も鋭かったです。宇宙人視点ならでは言えることなので、そこは作品にマッチしていたと思います。 総合評価としては、惜しい作品といったところです。 良い部分、面白い要素は確実にあるのですが、欠点が多すぎるのが残念。 評価は★3です。
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荒削りな中に光る、主人公の魅力
文章は荒削り。視点変更がいきなり入ったりと、読みにくい部分もある作品です。 でもそんな読みにくさを圧倒するくらいの存在感を持つのが、主人公のユーマ。 宇宙人で教師という飛び道具的な設定でありながら、中身は芯の通った熱血教師。 暑苦しくはないけれど、己の信念のもとに生徒に取り組む姿は、 宇宙人という設定のアンバランスさと相まって、実に魅力的。 中身が破天荒な教師というのは、過去の教師モノ作品に多々存在してきました。 だからこそなんでしょうか。読み進めるうちに、主人公の言動に釘付けになっていました。 多少の読みにくさが気にならなくなるくらい、彼の行動に惹きつけられるんです。 「こんな先生が自分の学校にいたら」そう、妄想したくもなるくらい。 教師モノ+ヒーローものとして、押さえるところはしっかり押さえている作品。 今後続編が出るのかどうかはわかりませんが、作者の次回作には期待したいです。 あえて難点を挙げるならば、主人公のユーマは魅力的に描かれているのに対し、 ヒロイン勢の言動が不自然に、妙にテンプレートぽくなってしまっていたところ。 ざっと読んだ限り、あまり女性を書くのに慣れていないような印象を受けました。 メインヒロインの姉妹はともかく、同級生のふたりは……。 奇抜にするにしても、やりすぎて作り物感・わざとらしさが拭えない感じです。 もっとも、この辺は読み手の好みが分かれるところかもしれませんが。
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新世代のウルトラマン的SF小説
とある孤島にある小さな港町を舞台にした、教育ドラマ的なSFストーリー(?) 自称宇宙人侵略者な教師とその教え子達の話なのですが、 異星人侵略物というよりもケロロ軍曹的なほのぼの楽しい教育ドラマ物です。 登場キャラクターも特徴的で文脈的にも背景や場面がイメージしやすく、 さらにストーリーの中でも一本筋がとおった侵略的哲学(?)があるので、 すらすらと軽く読めて読了後のすがすがしさが良いです。 ウルトラマンなどの特撮物ように とにかく正義の味方が地球を害する敵を守って戦ってくれるだけではなく、 新しい視点で宇宙人と地球人の関係性の在り方を表現してくれています。 新世代のSFストーリーとしてなかなかの名作ではないでしょうか。 2時間ぐらいの話でアニメ化してほしいですね。 ハリケーン・ミキサー!!
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爽快かつ軽快なストーリー
10年前に宇宙船が着陸し、その宇宙船(建造物)の存在が 景色の一部になりつつある小さな港町を舞台に、宇宙人嫌いの 女子高生・舞依と自称宇宙人の新任教師・ユーマを中心とした 軽快ストーリーです。 かなり漫画チックな内容かつ展開ですが、舞依の友人や姉妹、 ユーマの弟であるソーマも含め登場人物が魅力的に描かれ、 ペース良くページが進みます。 ユーマは一見”破天荒”ではありますが、考えが一切ぶれず、 熱い想いのこもった言葉の数々により、作中の生徒達も 読者も引き込まれていきます。 ウルトラマンへのオマージュを探すのも楽しい本作。 まさにメディアワークス文庫といった楽しい作品です。
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こんな先生がいたら素敵
SF要素と熱血教師ものが合体したまさに怪作です。 とにかくユーマが熱い。 オラオラな大上段なキャラなのですが、実は一言一言に 生徒に対する想いがこもっていて、読んでいて納得。 でも、必ず「お前らも宇宙に行ったときは〜」という宇宙論に たどり着くので思わず笑ってしまいます。 皆の想いを背負って立ち上がる最後がバトル? というすごい展開ですが、読後の爽快感がたまりません。 そういう意味では快作です。
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正義の熱血宇宙人教師
既に宇宙人に浸食されている地球に、自称宇宙人ユーマが教師として赴任してくる。のっけから突っ込みどころ満載です。 実はユーマは教師として明快で熱血、かなりいい奴です。 地球を侵略しに来たはずなのに、逆にラストは自ら地球を守るために怪獣映画みたいなノリに。 熱血教師物として続きを読みたいです。ただ、彼は次は何と戦えばよいのだろう…。
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一般文芸で語られるウルトラセブン
ウルトラシリーズのパターンを小説で実践したものとしては、すぐに想いつくのが小林泰三のウルトラマン「AΩ」と山本弘のウルトラシリーズ(一作目がウルトラQ+ウルトラマン、二作目がウルトラセブン)「MM9」があるが、それらの作品がSFとして変身や能力を疑似科学的に何とか理論付けようとしているのに対し、一般文芸である本書は細部にこだわらずのびのびと巨大宇宙人の活躍を描いている。SF的な理屈は抜きに物語を楽しめば良いと云う事。 登場人物の姓が第一期ウルトラシリーズの出演俳優から取られていたり、変身した宇宙最強のヴァルトラ恒星系人がウルトラセブン+バルタン星人であったりする所が楽しい。